橋本玉泉、「ビンボーになったらこうなった」を読んで解った、生活保護の問題点!
いや~、なかなか強烈な本を読んでおります。
著書、橋本玉泉さん
「ビンボーになったらこうなった」という本。
僕は自分が生活困窮者だと思ってましたけど、甘かったです。
橋本さんこそ、貧乏の中の貧乏ですよ!
キングオブ貧乏です。
「ビンボーになったらこうなった」を読んで、それが、よく解りました。
本のキャッチにも書かれている「君は本当の貧乏を知っているか?」
それが、この本のテーマなんです。
橋本さんのご紹介をしておきましょう。
以下、引用
職業はフリーランスのライター、個人の執筆業である
1953年生まれで、1999年に結婚し、家族は一つ年下の妻と、中学2年生、小学5年生、同じく2年生の子供が3人。
神奈川県相模原市に5人で暮らしている。
以前は、執筆業の収入だけでも一家5人でなんとか生活する事ができ、2003年には50万円程度だが、ささやかな貯金ができたこともある。
ところが良い時期というのは、なかなか長くは続かない。
2006年頃から仕事が減るようになり、出版社や編集プロダクションからの連絡も途絶えがちになっていた。
(中略)当然ながら、収入は激減。
そこで、以前やっていた夜勤のアルバイトを何年振りかに再開して家計を助けようとしたものの、ライターの仕事は減る一方、原稿料は下がる一方で、いくら夜勤を頑張っても、5人暮らしで時給1000円程度では限界がある。
(中略)そんな著者の貧乏生活や、著者が考えていることについてまとめたものが、本書である。
(中略)「リアルな貧乏生活」が垣間見られると思う。
う~ん、まるで、未来の自分を見るようだぁ~
自分は今、32歳のフリーライターなので、正直、この本を読みながら不安になってしまいました(笑)
橋本さんは本文の中で、「テレビ放映している大家族特集のように、派手な事件が起きるわけでもなく、さらに節約術が学べる内容でもない」と書かれています。
しかし、貧困生活を過ごすうえで、知っておいたほうが良い事はたくさん書かれていると思うんですよ。
とくに、生活保護申請の体験談は、読んでおいたほうが良いでしょう。
生活保護は禁止事例がいっぱい!
橋本さんも大変、驚いています。
以下、引用。
具体的に言うと、著書は、夫婦2人と未成年の子供が3人という家族構成で、神奈川県在住。
この場合の最低生活費は22万5340円であった。
皆さんは「おっ、けっこう貰えるじゃん!」と思ったんじゃないですか?
ところが、生活保護はそんなに甘くありません。
生活保護の禁止事例、その1、車を持つのはダメ!
「はぁ?」と言いたくなりますよね?
橋本さんも憤りを隠せません。
生活保護は、様々な制限を受けることとなる。
例えば、自家用車は処分の対象となる。
この「クルマは贅沢品」という感覚がとてつもなく時代遅れでおかしいのだが、そんな主張をしてみても無駄である。
(中略)クルマがなくなれば、生活の足がなくなり、何よりも当時勤めていた工場への通勤ができなくなる。
自立のためなどといいながら、生活保護を受給すれば結果的に仕事を失う事になるのだから、何とも奇妙な話しだが、規則がすべてなどで反論の余地はない。
う~ん、やっぱり、おかしいですよね?
仕事をするうえでは、車ってけっこう重要視されるので、生活保護法の訂正をして行かなければなりません。
今後の課題です。
生活保護の禁止事例、その2、家賃の制限
著者の家族は5人中3人が子供だが、それでも、人間が生活するにはそれなりのスペースが必要になる。
例えば、四畳半一間では横になって寝る事も出来ないだろう。
ある程度の広さが、どうしても必要になる。
ところが、試算してもらった住宅補助の金額は、5万9800円だった。
しばしば、誤解される事だが、生活保護の「補助」とは、「これだけは補助しますよ」という事ではない。
「そこまでしか上限として認めない」という事なのだ。
皆さん、お気づきですね?
という事は、一家5人で家賃5万9800円の物件に住まなくてはいけなくなるんですよ。
ふつう、ありませんよね。
一人暮らしなら可能かもしれません。
でも、さすがに一家5人は無理ゲーです。そんな物件ありません。
以上、橋本さんの本から、生活保護の問題点を洗い出してみました。
まだまだあると思うので、今後もしっかりと調べて行こうと思います。
まとめ
生活保護の問題点、禁止事例
その1、自家用車は処分の対象
その2、家賃の制限(5万9800円まで)