イケハヤさんのブログを読んで解った、「ホームレスは甘えるな」、と怒る人は、自分の首を絞めていると思った件
この記事を読みました!
「甘え」について。 「ホームレスのくせに甘えるな」と言う人は多いけど、甘えることができないからホームレスになるんですよ : まだ東京で消耗してるの? http://t.co/zt0UP32Fgx
— イケダハヤト (@IHayato) August 19, 2014
いや~、今回のイケハヤさんの記事、シビれましたねぇ~
よくぞ、言ってくれましたぁ!、という気分です(笑)
イケハヤさんも仰るように、「ホームレスは甘えだぁ!」って言う人、けっこういます。
それはもう、ガッカリするぐらいいるんです
たとえば、僕が同窓会とかに行ったりして、日本のホームレス問題を熱く語ったりすると、感じるんです。
何をって?
同級生達の「それは、甘えだろう!みんな自分でなんとかしてるんだからさぁ」という冷たい視線です(笑)
言葉に出して来ませんが、言葉の節々に否定的な匂いを感じ取ってしまうんですよ
中には、酒の力を借りて、はっきりと「ホームレスは甘えだぁ!」と訴えて来る人もいます。
う~ん、何で、そんな意見が出て来るのか?
今回、自分なりに考えてみたいと思います。
自分はホームレスより上だという優越感を持ちたい
毎日、朝早く起きて、満員電車に乗り、会社に行く。
会社に行ったら、たくさんの仕事を抱えながら、失敗のプレッシャーに怯え、夜遅くまで仕事を続ける。
上司には嫌味を言われ、後輩は役に立たない。
こんな毎日を送っていると、ふつふつとある想いが湧いてきます。
「俺だって、頑張ってるんだから、褒めてくれよ、認めてくれよ!」という承認欲求です。
僕は、承認欲求が満たされないストレスが、「ホームレスは甘い!」という意見を生んでいるんじゃないか?と思っているんです。
つまり、家がない、お金がない、という状態であるホームレスの方達を低く見る事によって、「俺(私)はホームレスよりましだぁ!」と思いたいんじゃないでしょうか?
さらに、思っているだけでは終わらず、口に出して非難する事によって、大きな優越感を得ようとしている。
気持ちは解りますよ、気持ちは
でも、あまりにも悲しいですよね。
何より悲しいのは、ホームレスの方達を否定しても、自分の承認欲求は満たされないという事です。
自分に優しく、人に優しくでOK
解決策は簡単ではありません。
ある意味、「ホームレスは甘い」と訴える人達は、非難する事によって、自分の気持ちを安定させているとも言えます。
そんな人達は、ホームレスの方だけではなく、いつも自分より下だと思える人を探しているんです。
そんな人達に、ただ、「ホームレスを非難するのは辞めてください」と言っても、まったく理解できないでしょう。
だから、あえて、非難する人達に僕は言いたい!
「ホームレスの方達を非難しているから、辛いんですよぉ~」と。
どういう事かご説明しましょう。
つねに人を非難する事で、優越感を得て、自分の精神を安定させようとするって事は、一方で自分より上だと考える人の重圧に怯えているって事です。
でも、シンプルに考えて、上とか下とかのボーダーラインを作らなければ、そんな重圧から逃れる事が出来るんですよ。
どうでしょうか?
もし、あなたが会社の人間関係が辛い、なんかイライラすると思うのであれば、誰かを非難しているのかもしれません。
ちょっと考えてみてください。