犯罪に手を染めて一瞬の夢を求める人よ、愛はコンビニでも買えるけど、もう少し探そうよ!
by:Sir Mervs
ニュースを見ていると、時々、一瞬でもいいから夢を手に入れるために、犯罪に手を染めてしまった人を目にします。
たとえば、こんなニュース。
キャバクラや風俗、その他の女遊びのために会社の金を使い込んでしまって、最終的に逮捕されてしまう社員。
たまに見かけませんか?有名な事件で言うと、行政に勤める人がストレス発散のために、人様の年金に手を出して、キャバクラや風俗で豪快に遊んだ挙句、海外に逃げて逮捕されるなんて事件がありました。
どの事件も、「いや、いや、どう考えても捕まるでしょ?解らないの?」と、犯人にツッコミたくなるぐらい浅はかな事件、犯罪です。
でも、僕(私)たちのような貧乏人、貧困予備軍はこのような事件の加害者の気持ちが痛いほど解ってしまうんですよ
いや、もしかしたら、貧乏人や貧困予備軍に限った事ではないかもしれません。
ニュースを見て、「この犯人、ダサっ!」とか「この犯人は、弱かったんだねぇ」とか解ったようなコメントを言う人こそ、本当は心の中で「あの犯人は俺(私)だったかもしれない」と思っているんじゃないでしょうか?
それだけ冒頭で説明したような事件は、僕らの身近に潜んでいます。
異常な連続殺人などの想像力が追いつかない犯罪は、まだ別世界の出来事として認識することが出来ます。
しかし、キャバクラや女に貢ぐために会社の金を使ったとか、男に貢ぐための金欲しさに会社の金を使ってしまうなどの事件は、僕(私)たちの側にいるんです。
だから、そんな事件を目にした時に、ドキッとしてしまう。
なぜなら、加害者の気持ちのほうがリアルだからです。
皆さんも、ボンヤリと気がついていると思います。この国の夢のカタチは、お金を豪快に使って、ガンガン遊ぶ事なんですよね。
金があれば、嫌いな自分を気にしなくていい。金があれば、容姿の悪さ、のろまな性格を周囲の人に気にしないでもらえる。
偉そうにしたり、空気を読まなくても笑顔で許してもらえる。
そんなふうに思っているんじゃないでしょうか。
「そんな事はない、金があっても嫌われる奴は嫌われるよ、大事なのは金があっても無くても、その人がどんな人になるか?、そうでしょ?」
仰る通りです。実は僕も同意見です。
でもね、だったら、なぜ金を異性に貢ぐために、会社の金を使ってしまった犯人は、その事に気がつかなかったんでしょうか?
それが今日のテーマです。欲望をマネイジメント出来なかった犯人は、どんな日常を送っていたのか?をぜひ考えてみましょう。
この問題を考える事が自分達が加害者にならないための第一歩です。
犯人は一瞬でもいいから夢を実現したかったぁ!
僕は男性なので、ここから思いっきり男性目線になりますが、きっと女性も共感できる部分があると思うので、想像しながら読んでみてください。
寂しさのあまりホストや男に貢ぐパターンを想像してみてくださいね。
男の名前は、Aさん、30代前半で、年収300万円のサラリーマンです。
Aは正社員として働いています。非正規社員を2年ぐらいやって、やっと手に入れた正社員なので最初はやる気満々でした。
しかし、成果主義なら、まだしも、よく解らない上司の意見を上司だからという理由だけで受け入れなくてはいけなかったり、同僚の小学生のような言った言わないの幼稚な喧嘩を目の当たりにするうちに、仕事に情熱を失って行きます。
しかし、生活のために辞めるわけにはいかない。「しょうがないかぁ~、仕事なんてそんなもんだよなぁ~」と、言い聞かせながら仕事をして行く。
そんなAの楽しみは、AVを観る事とキャバクラと風俗に行くこと。
仕事を夜遅くまでやって、休日は昼まで寝るだけのAにとって、楽しみは性欲を満たす事ぐらいです。
ストレス発散の方法は、友だちと酒を飲んで愚痴をこぼすか、ひたすら寝るか、性欲を満たす事だけなんですよ。
Aは、ストレス発散のために金を使うので、当然、貯金はありません。
そんな日常を送っていると何かのきっかけで、レールから外れてしまう事があります。
それは、異常なほど上司に怒られたり、仕事でミスをしてしまう事かもしれない。
要するに、普段のストレス発散では処理できない嫌な出来事に遭遇した時に、犯罪が自分の心に浮かんで来るんです。
Aは夢を見ます。
「モテること、カッコイイファッションを着てモデルのような女の子を連れて、みんなの人気者になりたい!」
そこでAは考えます。犯罪をしてもいいから、盗んでもいいから、最悪、逮捕されてもいいから、一瞬でも豪快に金を使い、女にモテる日常を味わってみたい。
もっと好きなように性行為をして、好きな物を買いたいと考え始める。
「そのためには、金がもっと必要だぁ!」
そうして、Aは、まるで悪霊に操られるかのように、犯罪に手を染めて行くわけです。
よく逮捕された犯罪者が「まるで誰かに操られているようだった・・・自分じゃないみたいだった・・・」みたいなコメントを言いますよね。
あれは、わりと真実だと思うんです。きっと本心から言っているんですよ。
パチンコ依存症の人、アルコール依存症の人と同じ心理だと思います。
もはや自分で自分をコントロール出来なくなっているんでしょうね。
そんな事を考えて行くと、もともと逮捕される事を恐れていないんですよ、逮捕されるまでの夢だと思っているんです、あの人たちは!
とくに、貧乏人や貧困予備軍は、お金がないから、余計にお金がある事で出来ることに目が行きがちなんです。
愛をコンビニで買うな!
ここまで読んだ方は、みんな思うんじゃないでしょうか?
「駄目じゃん!どうしようも出来ないじゃん!救いようがないじゃん!」
ですよね?う~ん、どうすればいいんでしょうかね?(笑)
今まさに犯罪者予備軍として生きている人に何を言っても綺麗ごとになってしまうでしょう。
だから、もはや祈るしかない(笑)、「頼むから、犯罪だけは辞めてくれよ!」と、祈るしかない。
ここで、もう一つの疑問が湧いてくる人がいるかもしれません。
「ケンタロウ!おまえはどうなんだよ?おまえはなぜ犯罪者にならないの?」
うん、そこを疑問に感じる人が、もしかしたらいるかもしれませんね。
お答えしましょう。
単純に悔しいからです(笑)
だって、なんか悔しくないですか?
金が無くても、容姿が悪くても、年収が低くても、仲間がたくさんいて、美人とつきあっている男がいるかもしれないでしょ?
いないなら、自分がなるしかないんですよ!自分がなろうとする事に生きる意味があるんです。
スピッツの曲に運命の人っていう曲があるんです。
あの曲の歌詞に、「愛はコンビニでも買えるけど、もう少し探そうよ!」って言葉があるんですけど、あんな気持ちなんですよね
愛をコンビニで買う感覚は、物凄く解る。そして、それが魅力的なのも解る。だけど、同時にもう少し探そうよって気持ちも超解るんですよ!どうですか?皆さん?
う~ん、なんか最終的に精神論になってしまったなぁ~、まぁ、いつもか(笑)
最後に、僕が好きなガンジーの言葉を書いておきますね
「MY LIFE IS MY MESSAGE」
あなたの人生がそのままあなたのメッセージです、という意味らしいです。
だから、僕は年収が低くてもウジウジしたくないんですよ、もしかしたら、そんな生き方を見て、元気になる人がいるかもしれないでしょ?
自分の貧乏でもウジウジしないで、コンビニで愛を買わない生き方を自分のメッセージにして行きたいわけです。
う~ん、恥ずかしい事を書いちゃったなぁ~、まぁ、いいか!(笑)
共に「MY LIFE IS MY MESSAGE」を実践して行こうではないか!
もう少し探そうよ!もう少し!