脱貧困ブログ

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文章は言い切ったほうが面白い理由

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「決めつけるな」

「断言するな」

当ブログは、よく読者の方から、上記のような批判を頂く事があります。

あと、こんなコメントを貰った事がありました

 

「違う考え方もあるんだから、別の考え方も書いたほうがいい!」

 

気持ちは解る。

私は、いつもブログを書きながら、「今書いている意見とは別の考え方があるんだろうなぁ~」と、思いながら書いています。

しかし、あえて、自分とは違う考えがある事を書かないで、なるべくはっきりと断言、言い切って、文章を書いているんです。

 

なぜ、自分の意見をはっきりと言い切って、文章を書いているのか?

理由はすごく簡単です。

自分の意見をはっきりと言い切って書かないと面白い文章にならない、からですよ。

ちょっと、実験してみましょう。

 

伝えたいことを伝えるために

たとえば、家族は大事だ、というテーマで文章を書く事にしましょう。

ざっと構成を考えてみました。

 

(パターンA)

その1・問題提起・家族は本当に大事にしなければいけないの?

その2・結論・家族は大事にしたほうがいい

その3・根拠と理由・ますます人間関係が気薄になって来るからこそ、もう一度、家族の絆を見直すべきだ。

血がつながっているのは、家族だけなんだから。 

 

まぁ、本当の事を言うと、私自身は、家族の絆に囚われなくてもいいんじゃないか、と思っています笑

が、仮の文章構成案だと思ってください。

 

さて、この構成案に、逆の意見を取り入れてみましょう

 

(パターンB)

その1・問題提起・家族は本当に大事にしなければいけないの?

その2・結論・家族は大事にしたほうがいい、もちろん、しなくていいという人の気持ちも解ります。

その3・根拠と理由・ますます人間関係が気薄になって来るから、家族を大事にしたほうがいい。ただし、大事にしたくない人の意見も尊重したい。 

 

どうですか?訳が解らないでしょ?笑

 

きっと、パターンBの構成で文章を書いたら、「あなたはいったい何が言いたいの?」という文章になってしまいます。

だからこそ、自分の伝えたい事をちゃんと伝えたいと思うなら、はっきりと意見を言い切って書くべきなんです(←はい、言い切ってますね笑)

 

文章を書くコツは言い切ること

売れっ子フリーライターの奥野宣之さんが本の中で、こんな事を言っています

「読ませる」ための文章センスが身につく本

「読ませる」ための文章センスが身につく本

 文章の冒頭に、「これは読む価値がありそうだ」という「ツヤ」を出したい。

そのために、誰でも簡単にできるコツがあります。

それは、とにかく断言して書いてみるという方法です。

 

もし、あなたが企画書を作っているとき、消費者の行動について「近頃、焼き鳥屋に女性客が増えているような気がする」あるいは「女性客が増えているのが感じられる」と書こうと思ったとしましょう。

そんなときは、グッとこらえて

「近ごろ、焼き鳥屋に女性客が増えている」と、書いてみる。

こんなやり方です。

えっ、なんの根拠があって、そんなこと言えるの?、と思ったとしても、とりあえず機械的に断定してみる。

その上で、この「強引な断定」から、続く文章を考えて行きます。

 

(中略)言い切ろうとすると「そうは一概に言えないのでは?」との考えから表現をぼかしてしまいがちです。

しかし、言い切らないぐらいなら書くべきではありません。

「自分の中で確信していること」を書くことこそ読む側に対するマナーなのです。

 

ぜひ、考えてみてください。

共に、言い切る文章を書いて行こうではないか?!