脱貧困ブログ

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競争社会に消耗している人へ、私達が知っておきたい3つの言葉

枡野俊明さんが書いた「競争からちょっと離れると人生はうまくいく」を再読しましたぁ~

 この本、タイトルを見て、すぐ買ってしまった本なんですよ。

この本のポイントは、「競争からちょっと離れると」、と言っているところ。

と言うのも、「競争からちょっと離れる」という感覚は、貧困、ブラック企業少子高齢化などの社会的な問題を解決するために最も必要な視点だ、と思うからなんです。

どういう事か、ちょっと説明してみましょう。


競争と平和の間

ここ数十年の間、日本社会は資本主義の名のもとに、競争する事で発展してきました。

しかし、誰の目から見ても明らかなように、その発展はそろそろ頭打ちになって来ています。

競争社会の限界が見えて来ているんですよ

それは、たとえば、働き過ぎでうつになってしまう人、自殺者が未だに2万人近くいること、そして少子高齢化による老後の貧困、子供の貧困などを見れば解る事です

 

競争社会の限界が見えているんだから、競争から抜け出したい。

誰もがそんなふうに思っている。しかし、なかなか、抜け出せない。

もうすでに、どっぷりと競争社会の枠組みにはまっているからです

 

じゃあ、どうすればいいのか?、そこで、さきほどの「競争からちょっと離れる」という感覚が重要になって来ます。

競争から完全に逃げる100%平和な暮らしは出来ないかもしれない。

しかし、ちょっと離れる事なら出来る。

今回は、競争からちょっと離れる感覚を枡野さんの本から学ぶ事で、競争に消耗しない思考を学んで行きたいと思います。

以下の3つにまとめました。

 

 比べない

枡野さんは寺の住職をされている方で、この本の思想はすべて『禅』の教えを参考にしています。

そんな『禅』らしいアドバイスが、この「比べない」です。

 

人と比べない事は難しい。難しいけれど、みんな、心のどこかで人と「比べて」しまうから、日々の生活に消耗してしまう事に気がついているはずです

比べなくてもいいんですよ、あなたはあなた、私は私です。

仕事も恋愛も人と比べてしまうから、消耗するんですよ

 

責めない

人も自分も責めない。

もう終わった事にくよくよしても仕方がありません。責めてる時間がもったいない。

悩んでいる時やくよくよしている時は、その事で頭がいっぱいだと思います。

でも、後から振り返ってみると、「何であんな事で悩んでいたんだろう・・・」と、思う事だって多いはず。

だから、日頃から「自分や他者を責めない」。それでいい。いや、それがいい。

 

「違って当たり前」を受け入れる

もちろん、犯罪を認めていいという事ではありません。

しかし、逆に言えば、犯罪でなければ、ほとんどの事は「違って当たり前」と思ってスルーできるものなんです。

 

競争社会で消耗するのは、競争の世界では、答えが二つしかないからなんですよ

勝つか負けるか、この二つです。

しかし、世の中、勝つか負けるかだけではありません。勝利と敗北の間に無数の価値観が広がっているんですよ

共に、競争社会に消耗しないように生きて行こうではないか?!