「ダメ人間」は悪口じゃない、褒め言葉です
「おまえはダメ人間だぁ」
こんな事を言われたら、あなたはどう思いますか?
きっとムカッとする人、激怒する人がほとんどでしょう。
私も20代前半の頃、「おまえはダメ人間だぁ」と言われたら、怒っていたと思います。
しかし、35歳になった今は、「ダメ人間」と言われても、さほど怒りません。
むしろ、「ダメ人間」の方が面白いとさえ思うんです。
どうしてそんなふうに思うのか?、理由をご説明しましょう。
本物の自信とは?
なぜ、「ダメ人間」のほうが面白いと思うのか?
その問いに答えるために、考えてほしい質問があります。
あなたが持っている能力で価値のあるものは何ですか?
さぁ、ちょっと考えてみてください。
きっと、車の免許がある、就職して仕事がある、税金を払っている、などを挙げる人がいると思います
要するに、経済的に役に立っていること、生産的なことを価値がある、と考えている。
だから、資本主義社会では、経済的に無価値であること・非生産的であること=ダメ人間と言えてしまうわけです。
しかし、私はここで断言したい。
経済的に価値がある優柔な人間よりもダメ人間の方が本物の自信を手に入れる可能性が高い、と。
では、本物の自信と偽物の自信の違いとは何か?
簡単に説明すると、以下の通りです。
偽物の自信を持つ人=経済的な価値がすべてと考えていて、守りに入る人
本物の自信を持つ人=経済的な価値が無くても生きて行けて、攻める事が出来る人
もうちょっと解りやすく説明すると、偽物の自信を持つ人達は、経済的な価値あるモノを失ったら急に弱くなってしまうんです。
経済的な価値あるモノとは、お金、財産、車、持ち家、有名な会社の社員であること、かもしれない。
でも、それらの価値あるモノにすがる事でしか自信を持てないなら、あなたの自信は偽物です。
結局、経済的な価値あるモノは、所詮、「張りぼての自信」しか生まないんですよ
そんなふうに考えてみると、経済的な価値が無くても生きて行けると考える、本物の自信を持つ人達のほうが面白いと思いませんか?
経済的に価値が無いと言われるダメ人間の方が本物の自信を手に入れる可能性があると思いませんか?
私はあると思います。なんだかワクワクして来る!
素敵なダメ人間は増えている
こんな事を言うと、一部の読者は思うかもしれない
「でもさぁ、経済的な価値を求めないで生きて行く事なんて出来るの?」
お気持ち解ります。しかし、今や経済的な価値に縛られないで、生きている人達はたくさんいるんですよ。
たとえば、私の友人のホームレス小谷
彼は、ネットショップのBASEで一日を50円で売っています
そして、知り合い、友達の家に泊まり歩きながら生活しているんです。
または、有名な坂爪さん。
彼も家なしです。
旅をしながら、いろいろな人達の家に泊まったり、しばらく住んだりさせてもらいながら、生きているんです。
この二人は、明らかに経済的に無価値ですね笑
また、ぜんぜん生産的じゃない笑
はっきり言って、ダメ人間です笑
でも、誰よりも楽しそうに生きている。
私達もこの二人のような生き方を見習うべきです。
もちろん、全部、真似できなくてもいい。しかし、どこか一つでも参考にして、経済的な価値観が中心の生活から少しでも脱出するように試みてみる。
私達は、素敵なダメ人間達に本物の自信を学ぶ時なんです
そう考えて行くと、今やダメ人間は悪口じゃない、褒め言葉である。そう思えて仕方ありません。
共に、素敵なダメ人間になろうではないか?!