脱貧困ブログ

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貧困と貧乏は違います!当ブログは貧困は否定していますが、貧乏は肯定しています!

 

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仕事が辛いなら、逃げる準備を始めよう!家入一真氏から学ぶ、逃げる哲学のススメ! - 脱貧困ブログ

 以前、上の記事を書いた時に、こんな感想を頂きました

 

脱貧困ブログが貧困まっしぐらの方法を紹介しているのはなんなの? 高度なギャグなの?

 

このコメント、はてブのコメントなんです。

で、けっこう、このコメントにスターがついているんですよ(笑)

だから、きっと、上の記事を読んで、コメントと同じような感想を持たれた方が多くいらっしゃると思うんですね。

まだ、読んでいない方で、お時間ある方は上の記事を読んでみてくださいね

 

で、まず、序盤で、お伝えしておきます。

誤解です!高度なギャグじゃないです!(笑)

きっと、貧困まっしぐらの方法を紹介したと思った方は、貧困と貧乏の違いを理解していないんじゃないか?と思うんですよ

僕は貧乏まっしぐらの方法を紹介したかもしれませんが、貧困まっしぐらの方法は紹介していません。

 どういう事か。ご説明しましょう。

 

貧困と貧乏はどう違うの?

 

貧困と貧乏の違いを説明するには、派遣村で有名な湯浅誠さんの言葉を引用すると解りやすいと思います。

以前も引用しましたが、おさらいという意味で、もう一度、確認してみましょう。

 

貧困と貧乏は違う。

つまり、貧困はお金がない事と同じではない。

では、何なのか。

私は貧困とは溜めのない状態だと思っている。

では、溜めとは?

 

溜めは大きく分けて3つあると湯浅さんは言っています

 

その1・金銭の溜め

お金(貯金)を持っている人は、失業してもすぐには困らない。

そのお金でしばらく食べて行けるし、また、積極的に就職活動する事が出来る。

 

その2・人間関係の溜め

たとえば、親。失業した時に貯金がなくても、近くに親が住んでいて、いろいろと援助を期待できる。

 

その3・精神的な溜め

自分に自信があること

自信があって、自分に気持ちのゆとりがあること

 

 この3つの溜めのどれかがあれば、貧乏かもしれないが貧困ではないと湯浅さんは主張しているわけですね。

で、ここからが大事です。

 

上の家入さんの記事で僕が訴えたかったのは、2番目、人間関係の溜めが重要であるという事なんですよ。

それも、親、実家の溜めでなく、友人関係の溜めです

 

あなたには、どんな溜めがありますか?

 

皆さん、正直に言って、自分には、どんな溜めがあると思いますか? 

僕の場合で考えてみますね。

まず、一番の金銭の溜めはありません。

売れないフリーライターなので、自慢じゃないが、びっくりするほどありません。

でも、これは不景気と呼ばれるこのご時勢、きっと僕だけではないと思うんですよ

たとえば、あなたが女性なら、男性の「年収300万円です」と言う言葉を聞いてどう思いますか?

昔なら、「えぇ~、少ないぃ~」とか言っちゃうかもしれません。

でも、今なら、「まぁ、それぐらいあるならいいや、私も働くし!」と思う女性がいるんじゃないでしょうか。

そうなんです、

今は、正社員で年収300万円って立派なんですよ

昔では考えられない事ですよね。

結論、金銭の溜めは、今後、ますます下がって行くであろう僕らの年収を考えると、期待できない、という事になります。

もちろん、個人的に、貯金をしておくのは、大事です。

しかし、年金、家賃、税金など、何かとお金がかかる今の日本では貯金できないと嘆く人も多いと思うんです。

 

次に、三番目の精神的な溜めです。

この精神的な溜めは、1、2と大きく関わっています。

1と2、どちらかがあれば、精神的な溜めも安定するように思いますよね。

 

さぁ、そこで、最も重要になって来るのは、2の人間関係の溜めなんです。

だって、今書いて来た事を考えると、2の人間関係の溜めが最も実践的だと思いませんか?

湯浅さんは、親がいれば人間関係の溜めが安定するのではないか?と言っています。

が、今は親の溜めさえも当てに出来ません

なぜなら、親自身も貧乏な状態にあるからです。

たまたま、貯金やお爺ちゃん、お婆ちゃんが残した遺産がたっぷりあればいいですよ

しかし、中には貯金もないし、遺産もない家族がいるはずなんです

さらに言うと、今後、ますます、不景気が予想される日本では、お金がない実家は当たり前になって来ると思うんです

だからこそ、僕は2の人間関係の溜め、それも友人関係の溜めを作る事を上の記事で薦めたわけなんですよ!

 

1の金銭の溜めがないと、貧乏かもしれませんが、2の人間関係(友人関係)の溜めがあれば、貧困ではありません。

だから、上の家入さんの記事は、貧乏まっしぐらな方法を紹介しているというわけなんです!

ブラック企業に入って、うつになったり、死にたくなるなら、さっさと逃げて、仲間と貧乏生活したほうが良いです。

最後に、最近、引用している岡田斗司夫さんの貧乏肯定論をご紹介して終わりたいと思います。

 

貧乏を肯定するしかない

 

経済が右肩下がりであるという事実は、もうどうしようもない

そういった時代なのですから。

どうにかするには国家単位で、あるいは国家同士で調整するしか方法はないんですよね

その中で、僕たちがたった5パーセントとか1パーセントしかいないような勝ち組に無理やり入ろうとする事自体に限界がある。

そんな狭い場所に無理やり自分をこじ入れようとしても、ストレスがたまるばかり。

結局また、人一倍、金を使うしかなくなっちゃいます

(中略)たしかに、これは貧乏な社会です。

でも、それで構わないと思う。経済が右肩下がりになるなら、僕たちは、今まで恐れていた貧乏を肯定するしかないんです。

貧乏を肯定するのは、実はそんなに悪い事じゃありません

 

うん、同意です。

以下の記事も参考になります

「貧乏」と「貧困」は似て非なるものという件〈再掲〉 - 希望の舎―キボウノイエ―

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