年末年始だからこそ観てほしい貧困映画9選
そろそろ新年ですね
皆さん、年越しは、どんなふうに過ごされるんでしょうか?
たぶん、実家に帰って、紅白見て、そば食って、初詣に行くってパターンだと思うんですよ。
で、気づいたんですけど、初詣の後って、暇ですよね(笑)、だいたい、みんな、「じゃあ、DVDでも借りに行く?」とか言って、TSUTAYAに行くんですよ
でも、みんな考える事がいっしょだから、借りたい作品、全部レンタル中っていうパターンになるんですよね
そこで、僕から提案です。
そんな時は、全然、レンタルされてない貧困をテーマにした映画を借りてみてはいかがでしょうか?(笑)
おそらく、「年明けに貧困映画って、暗くない?」とか言って、みんな観ないと思うんですよ。
でもね、何かきっかけがないと、貧困をテーマにした映画って観ないんですよ(笑)
ここは、騙されたと思って、借りてみませんか?オススメ映画を紹介しますんで!
という事で、参りましょう!
脱貧困ブログ管理人、ケンタロウがオススメする、貧困映画9選です!
シンデレラマン
僕の大好きなロン・ハワード監督作品です。
この作品が一番、解りやすく観やすいので、トップに持って来ました!
おちぶれた元ボクサーが貧困に苦しむ家族のために立ち上がって行きます。
何のために戦うんですか?と聞かれた主人公が「ミルク」と答える名シーンを観てほしい!
ボクサーとして華やかな戦歴を持つジム・ブラドックだったが、年齢的にも全盛期を過ぎ、またアメリカは大恐慌まっただ中の辛い時代、連戦の疲労から怪我もあり、ライセンスを剥奪されてしまう。
ボクサーの仕事を失ったジムは、港湾労働者として日雇いの仕事をしながら妻のメイや子供たちと暮らしていたが、生活は貧しく、食べ物を買うことさえもやっとだった。
やがて、試合の直前になって対戦相手がキャンセルしてしまったために、ジムのもとにたった一回のボクシングの試合を戦うチャンスが舞い込む。
きっと忘れない
この作品は、よくシナリオのお手本としてあげる人がいます。
主人公とホームレスの出会い方やレポートの小道具の使い方など、シナリオを勉強するうえで、参考になる作品です。
本当に賢い人は、 路上で寝ている人達なのかもしれない。
そんな事を考えさせてくれます。
大学生モンティは、卒論の下書きを大学の地下のボイラー室に落としてしまう。それを拾ったのはボイラー室をねぐらとしていたホームレスのサイモン。卒論を燃やそうとしているサイモンと、あわてて止めるモンティは大騒動となり、それをきっかけとしてモンティとルームメイトたちは、サイモンと奇妙な交流を持つようになる。
幸せのちから
実話の映画化。ホームレスから成功を掴んだサクセスストーリー。
この映画を観て主人公のようになれなかった人達の事を考えてほしいと思います
そういう意味で次にご紹介する『聖者が眠る街』もいっしょに観てほしいと思うんです
事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれたが、最終的には成功を掴んだ実在の男性、クリス・ガードナーの半生を描いた作品である。主演はウィル・スミス、息子役には彼の実の息子であるジェイデン・スミスが配役され、親子共演となった。
聖者の眠る街
この作品は、大都会ニューヨークのホームレス問題を描いています。
誰だって、どんな人だって幸せになる権利がある。
そんな事を考えさせてくれる映画です。
大都会ニューヨーク。ホームレスの黒人ジェリー(ダニー・グローヴァー)は宿泊施設<フォート・ワシントン>へ向かうバスを待っていたとき、マシュー(マット・ディロン)というフィルムの入っていないカメラを持った、自称写真家の若者に出会う。彼が宿泊所に泊まるのは初めてなのを知ったジェリーは、盗みや暴力が絶えない宿泊所で夜を明かすための心得を彼に教えるのだった・・・
シティオブゴッド
ブラジルの貧困問題を真正面から描いた名作。
生きるために、犯罪に手を染めなければいけない子供たちの姿を目の当たりにしてほしいと思います。
1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロ、中でも貧困にあえぐファヴェーラと呼ばれるスラム地域を舞台にした、強盗、麻薬ディーラーなどをして金を稼ぐモレーキ(ストリートチルドレン)たちの抗争が、実話を基にして描かれている
この自由な世界で
イギリスのケンローチ監督作品。
ケンローチ監督は、長年、イギリスの貧困問題を描いて来た巨匠です。
彼の作品は名作が多い。『SWEETSIXTEEN』とか『マイネームイズジョー』とか観てほしい作品がいっぱいあります。
本当言うと、全作品観てほしい(笑)
ただ、それは、無理なので、今回は『この自由な世界で』をオススメしますね。
この作品の主人公は、女性です。シングルマザーでなんとかして自分の息子を育てなければいけない、と思っています。
以下・引用
人息子のジェイミー(ジョー・シフリート)を両親に預けて働く、シングル・マザーのアンジー(キルストン・ウェアリング)。
仕事がうまくいったら息子と一緒に暮らすつもりでいた。 彼女は思い切って、自分で職業紹介所を始める。
仕事の内容は、外国人の労働者を企業に紹介することだった。 必死にビジネスを軌道にのせるアンジー。 しかしある日、不法移民を働かせる方が儲けになることを知る。 そして、彼女は越えてはいけない一線を越えてしまうのだった・・・。
超えてはいけない一線とは何なのか?
ぜひ作品を観て確かめてください。
モンスター
今年は貧困女子が話題になりました。
貧困が根本にある事で、人が犯罪に走ってしまう様が描かれています。
この作品は、なんと言っても、主演を務めるシャーリズセロンの演技を観てください。
アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯として人々を震撼させたアイリーン・ウォーノスの真実の姿に迫る衝撃の実録サスペンス・ドラマ。ハリウッドを代表する美人女優シャーリーズ・セロンが13キロもの体重増加を敢行するなど体当たりでアイリーンを熱演、みごとアカデミー主演女優賞に輝いた。
1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス。有り金の5ドルを使い果たそうと飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと運命的な出会いを果たす。同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまた自分と同じように社会からの疎外感を抱いて生きていた。初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、“一緒に暮らそう”と提案する。しかしそのためにお金が必要になった彼女は、再び客を取るため道路脇に立つのだったが…。
レスラー
貧困問題は孤独がつきまといます。
この映画を観ると、それがよく解るんです。
主演を務めるミッキーロークが渋い!
ミッキー・ロークが、かつて栄光のスポットライトを浴びた人気プロレスラーの孤独な後半生を、自らの波瀾万丈の俳優人生と重ね合わせて哀愁いっぱいに熱演し賞賛された人生ドラマ。
ランディ・ロビンソンは80年代に大活躍したプロレスラー。
しかしそんな栄光も今は昔、それでも彼は老体に鞭打ちながら小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。
そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。急に戸惑いと不安で心細くなったランディは、馴染みの年増ストリッパー、キャシディに心の安らぎを求めたり、長らく疎遠となっていた娘ステファニーとも連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。
東京難民
最後に日本の今の問題を描いた作品をご紹介。
映画を観ると、原作者の「勝ち組・負け組という言葉もあるが、今の世の中は戦う間もなくはじき出されてしまったり、コツコツ真面目にやっていると逆に大変なことになってしまう時代であるということを”東京難民”というタイトルに込めた」というコメントがよく解ります。
来年も自分たちの国の貧困問題をみんなで考えて行きたいと思います。
学費未払いを理由に大学から除籍された青年が、ネットカフェ難民からホスト、さらにホームレスへと転落していく青春群像劇
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、じっくりと観て頂きたいと思います。
今年もありがとうございました
良いお年を!