文章で大事なのは、技術よりもネタ(内容)である、と思うたった一つの理由
なんか最近、『うまい文章とは何か?』というテーマが流行っているような気がします。
偉大なる人気ブロガーたちが熱く語っていますよね
村上春樹さんの「文章を書きやすくなりたい人」への回答について - いつか電池がきれるまで
文章を書くのに、たぶんあんまりコツとかない - (チェコ好き)の日記
なんか楽しそうなので、今日は変化球で、「うまい文章とは何か?」というテーマで語らせて頂きます
そもそも、うまい文章って何?
多くのブロガー達が指摘しているように、そもそも、うまい文章って、人それぞれだと思います。
でも、「そっかぁ、じゃあ、好きなようにめちゃくちゃ書いちまえ!」って言うのも、なんか違う気がする。
だって、文章を書く喜びって、自分が伝えたかった事が読者に伝わって、面白いと感じてもらう事だからです
好きなようにめちゃくちゃ書いて読者の共感を得る天才ブロガー、ライターもいるかもしれません。
が、大多数の人達は、無理です。
だから、みんな、「この書き方で読者は理解できてるの?大丈夫なの?」と、自問自答しながら文章を書いていると思うんですよ。
そこで、一つ疑問が出て来ます。
それは、みんな、それなりに読者を意識した文章を書いているのに、なぜ読まれる文章と読まれない文章が生まれてしまうの?という素朴な疑問です。
文章は、目的ではなくツールだぁ
僕ははてなブログというブログサービスを使っています。
で、はてなブログでブログを書く人達’(以下、はてなブロガー)って、めちゃくちゃ文章を書くのが好きなんですよ
それは、有名、無名に関わらず、みんな好きってイメージが僕にはあるんです。
でも、そんな文章大好きはてなブロガー達の中でも、読まれる人と読まれない人がいるのは何故なのか?
タイトルが悪かったり、検索されやすいキーワードが入ってないとか、原因はいろいろあると思うんです。
しかし、そういったテクニック的な事よりも、もっと大事な事があると思うんですよ
それは、文章は、目的ではなくツールである、ということです
文章技術の落とし穴に気をつけろ!
実は、文章は、目的ではなくツールである、という言葉は僕の言葉ではありません
あたかも自分が言った言葉のように紹介して、すいません(笑)
この言葉は、年収1000万円を稼ぎ出す一流ライター、上阪徹さんの言葉なんです
参考書のご紹介。
『文章は書く前に8割決まる』は、衝撃的な本です。
まず、タイトルが凄い
書店ではじめて見かけ時、「えっ?そうなの?8割決まっちゃうの?」と、思わず、つぶやいたのを今でも覚えています(笑)
大事な部分を引用してみましょう
文章技術について、知りたい方もたくさんおられるかもしれません
しかし、私は多くの方の悩みは、「どう書くか」にあるだけではなく、「何を書くか」にもあると想像していました。
なぜなら、かつての私自身が、そうだったからです
「どう書くか」をいくら学んだとしても、文章を書くことはできません。
文章でもっと大事なことは、「何を書くか」だからです。
いくら文章技術を理解して、それを駆使して、うまい文章を書いたとしても、伝えたい情報が伝えられなかったとしたら、それは本末転倒です。
(中略)そんなことはわかっている、という声も聞こえてきそうです。
でも、本当に大丈夫でしょうか。いつの間にか、書くことそのものが、文章に向かうことが、文章そのものが、目的になっていたりはしていないでしょうか。
実はそうなると、文章を書くことが苦痛になったり、楽しくなくなったり、難しいものであるように思えていきがちなのです
文章は目的でなくツールである。
意外にこれが忘れられてしまうことが多いのです。
どうでしょう ?
ぐうの音もでないほど、革新的なご意見だと思います。
とくに、『書くことそのものが、目的になっていないか?』という問いは、耳が痛い
大事なのは、文章じゃなくて、ネタ(内容)なんだ、と上阪さんは教えてくれたんだと思うんです
だから、文章がうまい人とは、そもそも面白いネタ(内容)をみつける事が出来る人
僕はそんなふうに定義したいと思います
そういう意味で、チェコさんが仰るように、体験が大事になって来るんじゃないでしょうか
今後も上阪さんの文章を追い掛けたい!
という事で、今日は、番外編『文章論』でした