貧乏人には、岡田斗司夫氏「いいひと戦略」が必要だと思うたった一つの理由と3つのリストの重要性
愛人9人問題で、すっかりメディアに出て来なくなった岡田斗司夫さん。
ネットや世間の評判では、岡田斗司夫氏が推進する「いいひと戦略」は、もうオワコンなのではないか?と噂されています。
しかし、僕はオワコンどころか、今後ますます必要になって来ると思っているんですよ
とくに、僕らのような貧乏人、貧困予備軍には、必修科目である、と断言します。
今日は、その理由をご説明しましょう。
いいひと戦略とは何だろう?
その前に、「いいひと戦略」とは何なのか?ちょっと復習しておきましょう
正直、ネットや世間で言われている「いいひと戦略」は、みんな、それぞれ違います。
微妙に言っている事が違うんです。
でも、僕が考える「いいひと戦略」は、めちゃくちゃシンプルなんですよ。
以下、4か条にまとめました。
『いいひと戦略4か条』
その1・人の悪口を言わない。
その2・頼まれてもいないのに、偉そうにアドバイスしない。
その3・悲観的、否定的にならないこと。
その4・手伝う、助ける、応援する、褒める、教える、を徹底的に実践する。
この4つです。簡単でしょ?でも、いいひと戦略の逆の嫌な人戦略をしている人にとっては、苦痛以外の何ものでもない、と感じたのではないでしょうか。
「いいひと戦略なんて、めんどくさい。俺(私)は言いたい事を言って、やりたいようにやる!」
解ります。いいひと戦略4か条を実践しなくても、ふつうに生きていける人がこの世の中にはいるんです。
まずは、僕が知っている最強の嫌な人戦略者、Fさんをご紹介しましょう
嫌な人戦略をしているFさんは、なぜ人気者なのか?
僕のバイト先の社員さんにFさんという方がいます。Fさんは女性で40代、独身でぷよぷよに太っているんです。お世辞にも、容姿がいいとは言えません。
一言で言うと、びっくりするほど、嫌な奴なんです(笑)
まず、人の悪口をつねに言うし、人が気にしている事をづけづけ言う。さらに、新人の指導は鬼のように厳しいと言われています。去年入った新入社員は、Fさんのあまりの厳しさに辞めてしまいました。
そんなFさんですが、なぜか、みんなの人気者です。嫌な人戦略をしているにも関わらず、みんなの頼れるお姉さんキャラになっていて、いつも輪の中心にいます。
どうして何でしょうか?なぜ、Fさんは人気者なのか?皆さんには解りますか?
答えは、簡単なんですよ。正解は、仕事ができるから、優秀だからです。
優秀でFさんの代わりになる人がいないから、みんなFさんのご機嫌を取っているわけなんです。店長だって、Fさんには気を使っている。
ここで、僕らのような貧乏人、貧困予備軍にもう一度、問いたい!
「あなたはFさんのような生き方が出来ますか?Fさんのように仕事が出来る、誰も適わない優秀な人になれますか?」
もし、ここで、YESと自信を持って答えられる人は、いいひと戦略をする必要はありません。
でも、NOと答える人は、いいひと戦略を意識しなければなりません。
残酷ですが、一つの真理です。考えてもみてください。
容姿も悪い、仕事も出来ない、おまけに性格も悪い。そんな人を助けたいと思う人はいません。
誤解のないように言っておきますが、僕はFさんを尊敬しています。皮肉じゃありませんよ。本当に凄いと思うんです。
これは、僕の想像ですが、ふだんFさんと話していると、幼少期のコンプレックスを感じる時があります。
きっと、学生時代に、クラスの男子に容姿の事で馬鹿にされたり、虐められたりしたのかもしれません。だから、Fさんは人になめられないように、虐められないように、必死で勉強したと思うんです。
そして、今、昔の努力が報われて、優秀なビジネスウーマンになっている。これは、表彰してもいいレベルの偉業です。ぜひ、春から新社会人になる人は、Fさんを見習ってほしいと思います。
でも、悲しい哉、すべての人が優柔になれるわけじゃありません。
競争すれば負ける人も出て来る。上には上がいるように、下には下がいるんです。
不器用で小心者で覚えが悪く仕事が出来ない奴も当然います。
そんな社会的弱者が貧乏人から転げ落ちるように貧困状態になってしまうんです。
貧困状態になってしまった人の最後のセーフティネットは何か?
皆さん、ご存じの生活保護です。
そんな事を考えて行くと、やっぱり僕らのような貧乏人、貧困予備軍には、「いいひと戦略」が必要だと思えてなりません。
「覚えが悪い奴ですけど、一生懸命にやるので、教えてください!」と言って、先輩に「しょがないなぁ、頑張ろうな?」と言ってもらえるような人になること。
それが、いいひと戦略です。いいひと戦略は、貧乏で不器用で覚えの悪い奴が生活保護に頼らずに生き残るために必要な唯一の道なのです!
いいひと戦略といいひとになる事は同じようで全く違う!
こんな事を書いていると、必ず、「いいひと」になると、人に都合のいい奴として扱われるだけじゃないかぁ!?
「いいひと戦略」は危険だぁ、と言ってくる人がいます。
それは違うんです。何が違うか?は、「いいひと」という言葉に、わざわざ「戦略」という言葉を足している事を考えてみると、よく解ります。
そうなんです、戦略なんですよ。戦略という言葉を辞書で調べると、こんなふうに書いてあります。
「特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術、科学のこと」
では、「いいひと戦略」の特定の目標とは何でしょうか?
先ほども書いたように、貧乏で不器用で覚えが悪い奴が生活保護に頼らずに生き残ることです。
で、今書いたような事を目標にすると、単なるいいひとになる事は、いいひと戦略の目標とは違います、という事になるんですよ。
いいひとになって、タチの悪い先輩に目をつけられて、虐められたり、かつあげされたりするようになったとします。
結果、ウツになり、仕事が出来なくなり、最終的に生活保護を利用するようになったら、何のためのいいひと戦略だったのか解りません。本末転倒です(笑)
なので、戦略していくうえでの目標をしっかり理解する事が重要なんですよ。
自分が考える目標と違う事を誘われたら、はっきりとNOを言う事です
小心者よ、3つのリストを作ってみよう!
とは言うものの、「いいひと戦略」をやりながら、単なるいいひとにならないのは、難しい気がします。
そこで、岡田斗司夫さんが書いた「いいひと戦略」の中で紹介されている3つのリストが役に立ちます。
ご紹介しましょう。
『3つのリスト』
一つ目 ウィッシュリスト
二つ目 できますリスト
三つ目 あげますリスト
ウィッシュリストには、あなたが今欲しいもの
できますリストには、あなたが今できること
あげますリストには、あなたが今あげても良いかなと思えるものを書きます
で、このリストを書くと、今、自分がやっている事が目標に向かっているのか?をチェックできるようになります。
なぜなら、自分ができる事とできない事を把握するようになるからです。
結果、できない事はできないとはっきり言えるようになるのではないか?と思っています。
ぜひ、3つのリストを作ってみてくださいね!
共に「いいひと戦略」の達人になろう!