脱貧困ブログ

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中年フリーター270万人到来!私たちが考えなければいけないたった一つの質問

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皆さん、毎週土曜日放映中のNHK番組、『週刊ニュース深読み観てます?

実は、前回の放送のテーマがとても興味深いものでした。

ちょっと、WEBサイトから引用してみますね

 

働き盛りがなぜ?中年フリーター270万人の衝撃

政府が「一億総活躍社会」など誰もが働きやすい社会を目指すとする中、非正規雇用 の労働者が増えています。

正社員との年収格差は300万円を超え、特に深刻なのは“中年フリーター”などと呼ばれる35歳~54歳の非正規雇用の人たち。

民間調査会社の調べでは実に270万人以上にのぼり、晩婚化・少子化への影響や生活保護予備群の可能性を指摘する専門家も…。 働き盛り世代がなぜ?解決の糸口はどこに?深読みします。

いやぁ~、この問題、本当に他人事じゃないんですよ。

皆さん知ってました?今、中年フリーターが270万人もいるんです。

で、問題なのは、僕も270万人の中の一人って事なんですよ。僕は今、34歳です。ガッツリと中年フリーターの仲間入りをしています。

もしかしたら、この記事を読みながら、「うわぁ~、俺(私)の事だよぉ~」と、思っている方も多いんじゃないでしょうか?

そうなんです。大事な事なので、わりと序盤に言っておきます。

中年フリーター270万人問題は、日本全国民が考えてなければいけない問題です

残念ながら、関係のない人はいません。なぜ、そんなにはっきりと断言できるのか?

まずは、その事からご説明して行きたいと思います。

 

生活保護利用者が将来増えてしまう現実

僕が一番気になったのは、やっぱり生活保護予備軍が増えて行くという問題です。

まぁ、ふつうに考えると解ると思います。今、フリーターをやっている僕のような存在がこの先味わうであろう未来を想像してみましょう。

まず、今、僕は年金を払っていますが、はっきり言って頼りになりません。

今、NPO法人ほっとプラスの代表である藤田孝則さんの『下流老人』が話題になっています。

その本を読んでみると、我々のような中年フリーターが直面する老後の問題が浮き彫りになって来ます。ちょっと引用してみましょう

たとえば、同じ『年収400万円』でも、厚生年金をかけている場合と、国民年金だけの場合、受給額にどれほどの差が生じるのだろうか

実際にモデルを立てて計算してみると、非正規雇用者の場合、国民年金部分の約78万円しか支給されない。第一章で、首都圏で暮らす一人暮らしの高齢者の生活保護費が概ね年額150万円と述べた。

約78万円で一年間を過ごすことは、多くの場合、不可能である。そして正社員(厚生年金加入者)と比較した場合、老後の年金は一年間で約110万円の差が生まれる。

仮に、65歳から20年生きるとしたら約2200万円、30年なら3300万円の差が生じる。

(中略)厚生年金に加入していない場合、現役時にそれだけ多くの貯蓄をつくらなければならないことを意味する。

平均年収を得ている正規であってもリスクが高いのだから、非正規雇用者の下流化(貧困化)のリスクがどれだけ高いか、語るまでもない。

非正規雇用者が40%前後の社会において、このような収入格差は、もはや「自己責任」で片づけていい問題ではないだろう。

いかがでしょうか?なんか溜息しか出ませんねぇ~(笑)

でも、逃れられない現実です。ズバリ、考えてみましょう。

中年フリーター270万人時代に僕らが出来る対策はどんな事があるんでしょうか?

 

中年フリーター270万人時代にあなたは何が出来ますか?

この記事をここまで読んで頂いたのも何かの縁です。

ぜひ、上の質問を考えてみてください。

 

まず、僕の答えは、とてもシンプルなものです。

何度もこのブログでも訴えて来たように、ゆる~いつながりを作って、自分のパーソナルセーフティネットをつくること。これが僕の答えです。

貧乏と貧困は違うことを、当ブログでは何度も訴えて来ました。

詳しくは、以下の記事をお読みください↓

貧困と貧乏は違います!当ブログは貧困は否定していますが、貧乏は肯定しています! - 脱貧困ブログ

貧乏人こそ飲み会の幹事をやるべし!私が飲み会の幹事を引き受けるたった一つの理由 - 脱貧困ブログ

そして、たとえお金が無くても、人との繋がりがあれば貧乏であっても貧困ではない、ともお伝えして来たんです。

簡単に言うと、フェイスブック、ツイッタ―、ブログなどのネットの力を使って、多くの人と繋がっておく、という事です。

もし自分が困った時、多くの人と繋がっていれば他者を頼る事、助けを求めることが出来ます。

これが、自分が唯一できる最もシンプルで最強の貧困対策なわけです。

 

しかし、最近になって、改めて実感するようになりました。

どんな実感か?と言うと、個人の力だけでは限界があるという実感です。

なので、最近は、政府に政策の改善を求めて行かなければいけないと思うようになりました。

たとえば、生活保護基準をこれ以上下げない事を求めたり、子供の貧困、シングルマザーのための福祉的な支援を求めたりすること。

先ほどの「下流老人」からの引用を思い出してみてください。今や正社員と言えども、将来、安泰とは言えません。

誰しも貧困状態になってしまう危険性があるのです。

だからこそ、中年フリーター270万人時代にあなたは何が出来ますか?

ぜひこの質問にどんなふうに答えるか?を考えてみてください。

ちなみに、正解はありません。「俺(私)は、ガンガン働いて、貯金するから心配ないね!」と、答えるのであれば、それでもいい。

むしろ、頼もしい。でも、「いや、そんな質問、考えなくてもいいよ!俺は関係ない!」って言うのは、残念ながら無理なんです。

ひきこりが70万人、中年フリーターが270万人、少子高齢化で今後、ますます働き手がいなくなるのは、目に見えています。

よって、何度も言いますが、まったく関係ない人は一人もいないんです。嫌でも、全員、当事者です(笑

ぜひ、考えてくださいね。共に、貧困対策を考えて行こうではないか?!