脱貧困ブログ

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カッコイイ大人ってどんな人?と聞かれて、ちゃんと答えられますか?

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カッコイイ大人とはどんな人の事を言うの?

こんな質問をされて、男性なら、こう答えるかもしれません。

仕事が出来て、自立している人。

ちゃんと結婚して、家庭を持っている人。

 

また、女性に上記の質問をしたら、こう答えるでしょうか。

結婚しても子育てしながら、仕事をバリバリ続ける人。

 

さぁ、あなたなら、どんなふうに答えるでしょう?

私は思うんです。この質問は、人生のどこかで、一回、真剣に考えたほうがいい、と。

 

考えてもみてください。

社会のしくみを作っているのは、大人です。当たり前ですね。子供が作っているわけじゃない。

という事は、社会の中で問題になっている事を作ってしまったのも大人なんです

 

たとえば、当ブログのテーマになっている貧困問題もその一つ。

現在、年金だけでは食べていけない高齢者が増えています。高齢者だけじゃない。若者の貧困も深刻です。

非正規雇用の増加、ブラック企業が増えた事による働き方の崩壊、大学生の修学金と借金。

それらの問題は未だ解決策をみつけられないでいます。

 

はっきりとお伝えしたい。今、説明して来た社会問題は、ある意味、先輩達が残した負の遺産です。

だって、そうでしょ?先輩達が解決出来なかったから、今も社会問題として残っているんだから

こんな事を言うと、「いや、でもさぁ、それは政治家の仕事だからさぁ~」と、言うかもしれない。

しかし、じゃあ、その政治家達を選んだのは、誰なんでしょうか?、先輩達ですよね?

 

いや、べつに、ここでオジサン、オバサン達を中傷したいわけじゃありません

大人になるって事は、嫌でも、次の世代にバトンを渡す立場になること

この事を皆さんと一緒に確認しておきたかったんです。

 

後輩が話しを聴きたいと思える大人になれてる?

こんなふうに考えて行くと、大事になって来るのは以下の二つです

その1・次の世代に渡したいバトンはあるか?

その2・後輩がバトンを受け取りたいと思える魅力的な大人になれてるの?

 

この二つです。その1の次の世代に渡したいバトンはあるのか?という問題は、各自が考えるしかありません。

一人一人違うからです。

ちなみに、私の場合は、貧困問題。

「貧困問題を解決したほうが、今より楽しい世の中になると思わない?」というのが私のメッセージであり、バトンです。

 

注目するべきなのは、その2の、後輩がバトンを受け取りたいと思える魅力的な大人になれてるの?、という問題なんですよ。

冷静に考えてみると、歴代の先輩達は、そもそも、その2を失敗しています。

 

思い出してみてください。飲み会の席で、永遠に同じ説教してくるオジサンの話しを真剣に聞いてましたか?(笑)

いや、もちろん、会社の上司だったとしたら、真剣に聞いてるフリをしていたかもしれない。

でも、あくまで、フリだったでしょ?。本当は心の中で、「また同じ話しかよ、早く終わらねぇかなぁ~」と、思ってたでしょ?

 

正直に答えてくださいね?(笑)

今、考えて来た事をいったん総括すると、やっぱり、その2をちゃんと考える必要があるようです。

魅力的な大人とは何か?を考えてみましょう。

 

カッコイイ大人三カ条

魅力的な大人、後輩が話しを聴いてみたい、バトンを受け取ってみたいと思える大人とは、どんな人か?

この問いを考えるうえで、うってつけの本をみつけました。

年上の義務 (光文社新書)

年上の義務 (光文社新書)

 漫画家、山田玲司さんが書いた『年上の義務』という本です。

 

冒頭から強烈な問題提起を投げかけて来ます。

この国にあるのは、「年下の義務」ばかりだ。

では、「年上の義務」はどうだろう?

圧倒的年上有利のパワーバランスのせいで、年下が年上にモノを言う事はできない。

しかも、年上は年下に謙虚になるべきだなど、その手の話しはめったに聞かない。

(中略)年上のほとんどは、その立場にあぐらをかいて「自身の義務」などについては考えもしないのだ。

しかし、そんな年上の態度を、年下の人間はしっかりと見ている

 

どうでしょうか?これは、何も40代、50代、60代の人に限った話しではありません。

20代、30代だって、いっしょです。

結局、20代は10代にオジサン、オバサンと思われているし、30代は20代にオジサン、オバサンと思われている。

だから、けして、他人事にしないで、自分の問題として考えてみましょう。

 

さぁ、「年上の義務」が今の社会から消えている事に絶望してしまった、山田さん。

しかし、山田さんは自分より先輩で魅力的な大人に会って行くうちに、ある事に気づきます。

それは、魅力的な大人は三つの義務を意識している、という気づきです。

 

僕は「人生の成功者」と誰もが認める様々な人に会って話しを聴き、漫画にするという連載を10年ほどして来た。

(中略)彼らには、いくつかの共通点があった。

それは、「偉ぶらず、年下の人間をバカにしない」というものであった。

(中略)そんな事を考え始めた僕は、「年下の義務とは何か?」に対して何か?に対して、いくつかの結論に達した。

その中心になるのが、この3つだ。

 

「愚痴らない」

「威張らない」

「ご機嫌でいる」

 

どうでしょうか?素直に言って、この3つをしっかり守っている先輩がいたら、カッコイイですよね?

まずは、この3つを忘れない事から始めましょうよ。

そうすれば、後輩がバトンを受け取りたいと思える魅力的でカッコイイ大人に一歩近づく事が出来ます。

共に、カッコイイ大人になろうではないか?!