脱貧困ブログ

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「したいこと」を考えるよりも「しないこと」を考える方が重要だ、と思う理由

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今、我々に必要な事は、「したいこと」を考えるよりも、「しないこと」を知ることです。

こんな事を言ったら、あなたはどんなふうに思うでしょうか?

 

考えてみてください。

自分の「したいこと」って、ちゃんと解っていますか?

今、思いつくだけの「したいこと」を発表してみてください。

ちょっと、ここで、この記事を読むのを一旦中止して、じっくり考えてみましょう。

 

考えました?、どうでしょうか?、けっこう出て来るでしょう?

では、ここでもう一つ質問です。

 

今、あなたが考えた「したいこと」の中に、「しなければいけないこと」がいくつ入っていましたか?

この質問に、『「しなければいけないこと」は入ってなかったよ』、と答えられる人は、この記事を読む必要はありません。

しかし、仕事や人間関係での「しなければいけないこと」がたくさん入ってしまった人は、ぜひ、続きを読んでほしい。

と言うのも、私は、日頃から、現代人は、「したいこと」が、いつのまにか「しなければいけないこと」に変わってしまっているのではないか、と危惧しているからです。

 

どういう事か?、今、私は、「したいこと」を発表してみてください、とお願いした時に、条件や制約をつけませんでした。

だから、どんな夢物語を発表しても良かったんです

しかし、それなのに、現実的な仕事や人間関係の「しなければいけないこと」を考えてしまった人がいたはずなんですよ。

 

私は、思うんです。

現代人は、「したいこと」を考える事が下手になってしまっていて、「しなければいけないこと」ばかり考えてしまっている、と。

そこで、私から提案です。

「したいこと」を考える事が下手になってしまったなら、逆のアプローチで、「しないこと」を考えてみてはどうでしょうか?

「しないこと」がはっきりすれば、自然と「したいこと」が浮き出てくるはずです

 

ぜひ、一緒に「しないこと」を考えてみましょう。

 

しないことリストを作ろう

そのために、参考にしてほしい本があります。

元「日本一のニート」・Phaさんが書いたしないことリストという本です。

しないことリスト

しないことリスト

 この本は、Phaさんがほぼニートとして生きて行くために、「しないこと」を改めて確認して行く構成になっています。

しかし、それは、けして、プライベートな内容ではありません。

Phaさんは、本の冒頭でこんな事を書いています。

世の中には、無数の「しなきゃいけないこと」があふれている

テレビを見ても、ネットを見ても、本屋に入っても、そこらじゅう、「これをしないとヤバい」というメッセージだらけだ。

 

なぜ、こんなにも「しなきゃいけないこと」に追われるのだろうか?

その理由の一つは「情報が多すぎるからだ」。

(中略)もう一つの理由は、「そのほうが儲かる人がいるからだ」

 

(中略)いわゆる「しなきゃいけないこと」の99%は「本当はべつにしなくていいことだ」

なぜしないといけないかが、自分でよくわからないことは、もうやめよう。

まわりに理解されなくても、自分で実感の持てることや、自分のしたいことだけをやっていこう

 

だからこそ、周囲の雰囲気に惑わされないために、自分なりの「しないことリスト」を作成する事が重要になって来ます。

共に、「しないこと」リストを作って、本当に「したいこと」を発見して行こうではないか?!