年金カット法案とカジノ法案が可決された今、改めて「ギャンブル依存症対策法案」と「生活保護」に注目するべき理由
2016年、12月13日、参議院内閣委員会で統合型リゾート施設(IR)整備推進法案(カジノ法案)が自民党、日本維新の会などの賛成多数で可決されました。
また、また同日、年金支給額を抑制する新ルールを盛り込んだ年金制度改革関連法案(年金カット法案)も、自民党、公明党、日本維新の会などの賛成多数で参議院厚生労働委員会で可決されました。
当ブログは、脱貧困がテーマです。ブログの目的は、二つあります。
一つは、貧困予備軍である私と同じ境遇にある人達が貧困にならないような考え方、アイディアを発表して行くこと。
二つ目は、貧困を生み出す社会の構造を変えるために提案して行くこと。
この二つです。
はっきり言って、今回、可決されたカジノ法案と年金カット法案は、当ブログのテーマを大きく阻害して来るものでした。
カジノ法案は、ギャンブルにハマる事で莫大なお金を使い、貧困を生む大きな要因になる可能性があります。
そして、年金カット法案は、年金だけでは暮らして行けない高齢者の方を、さらに追い込んでしまう。
二つとも、貧困問題と切っても切れない法案なんです。
私はほぼ高卒の頭の悪い人間ですが、どう考えてもカジノ法案と年金カット法案は、さすがにまずい、と思えて仕方ありません。
しかし可決されてしまった今、私達がやるべきことは一つです。
この二つの法案から目をそらさないこと、注目し続けること。これが重要です。
もっと言えば、しっかりと見張ることが大切なんですよ。
今回は、その理由を説明させてください。
ギャンブル依存症対策法案の実現がすべて
もう可決されてしまったので、今さらどうこう言っても仕方がないかもしれません。
ですので、カジノ法案については、ギャンブル依存症対策法案がちゃんと実現するかどうかがすべてだ、と思っているんです。
この問題について、「ギャンブル依存症を考える会」代表の田中紀子さんは、ご自身のブログの中でこんな事を言っています。
口約束ではない「ギャンブル依存症対策法案」の実現を!
私たちの本当の勝負デーは、明日ではなく、明日から先の日々となります。
法案が可決されるにせよ、否決されるにせよ、国会が終わってしまえば、議員の先生方、賛成派、反対派ごく一部の先生を除けば、ギャンブル依存症の事など忘れ去ることでしょう。
だから、私たちの本当の勝負はこれからです。 カジノができようができるまいが、ギャンブル依存症の問題は既に「ある」のです。
この問題の対策の仕組みを、今度こそ国に作って貰わねばなりません。
まさに、その通りです。
私達には「ギャンブル依存症対策法案」がしっかりと実現されようとしているのか、を見張る義務があります。
政府の動きに注目しましょう。もし、実現されようとしていないと思うなら、私達、国民一人一人が実現に向けて呼びかけて行かなければなりません。
どんなふうに呼びかけて行けばいいのか?、まずは、ネット、SNSの力を使いましょう。
ギャンブル依存症対策法案を薦める人達のブログや発言を拡張する事から始めて行きましょう。
当ブログもギャンブル依存症による貧困を食い止めるために、しつこいと思われるぐらい発信して行きたいと思います。
生活保護がますます重要になって来る
年金カット法案が可決された事で、一つはっきりした事があります。
それは、もはや年金は頼りにならない、ということ。
年金は保険です。しかし、その保険である年金額が少なくなり、どんどん生活保護に頼らなければいけない高齢者が増えて行く。これは間違いありません。
近い将来、個人の努力ではどうにもならない貧困がやってくるのは、目に見えています。
だったら、国民一人一人の生活保護の知識を増やして行くしかありません。
遠慮なく、生活保護を使ってもらいたい。
当ブログは、長年、生活保護の重要性を訴えて来ました。
生活保護は国から貰う「施し」や「お恵み」ではありません。
私達の「権利」です。どうか、その事を忘れないでほしい。
年金カット法案が可決された今、生活保護に改めて注目するべきです。
そして、また「生活保護」がちゃんと適用されているのか、をチェックするのも私達なんですよ。
行政、国に私達がちゃんと見張っている事を伝え続けなければいけません。
これも、まずは生活保護の重要性を訴えるブログや発言を拡張して行く事から始めましょう。
共に、注目し続けようではないか?!