人を批判するのが大好きな人へ、「そういう自分はどうなの?」という問いを持て!
ツイッタ―やfacebookなどのSNSを見ていると、気がつく事があります。
それは、「批判」、「中傷」が多いこと。
やれ、「OOの意見がおかしい」とか「あいつ、あんな事言ってバカなんじゃないの?!笑」とか、本当に嫌になるほど多い。
きっと、SNS疲れを感じてしまう人の大半は、そういった「批判」、「中傷」コメントを目にする事に疲れているんじゃないの?、と思えてしまうほどです。
皆さんも気になりませんか?、あの「批判」、「中傷」。
そこで、今回、私、考えてみました。
SNSには、なぜ、あれほど、「批判」、「中傷」が溢れているのか?
そして、SNS疲れを感じないで、純粋にもっとSNSを楽しむ方法はないのか?
一つ一つ検証して行きたいと思います。
とは言え、私の中では、すでに答えが出ています。
なぜ、あれほどまでに、SNSには「批判」、「中傷」が増加するか?
答えは、「そういう自分はどうなの?」という質問を自分にする人が少なくなっているからです。
要するに、自分の事を棚に上げて意見を言う人達が多くなってしまった、ということ。
「あんな事を言ってしまったけど、自分だって人の事言えないよなぁ~」と、自分で自分につっこめる人が絶滅の危機に直面しているわけです。
「そうかもしれないけど、仕方ないじゃん!」と、思ったかもしれません。
本当にそうですか?、仕方ないでいいんですか?
私は仕方がないと思えません。
理由は、以下のタイプの人達が多くなってしまうのではないか、と危惧しているからです。
かまってちゃんの増加は社会の病
かまってちゃんという言葉をご存じでしょうか?
ネーミングでなんとなく想像できると思います。
簡単に言うと、「私にかまって、もっと私の意見を聴いて、私の事を見て!」と、ガンガン自分をアピールするだけして、人の話しを聴かない人達のことです。
皆さんも会った事あるでしょ?、もしかしたら、「あっ、私(俺)の事だ?」と、今、ドキッとしている人がいるかもしれない。
SNSに他者を「批判」、「中傷」する人達がこのまま増加し続けると、今よりもっと、かまってちゃんが増えて行く。
私はそんなふうに思っているんですよ。
だって、そうでしょ?、自分で自分につっこまないで、人の批判、中傷ばかりしている人が増えているんだから。
しかし、だからと言って、かまってちゃんを一方的に責める事は出来ません。
かまってちゃんの増加は、ある意味、かまってちゃん自身よりも社会の構造に原因があるからです。
考えてもみてください。
なぜ、自分の意見をもっと聴いてほしいと願う人達がこんなにも増えてしまったのか?
理由は簡単です。
それは、普段の生活の中で、承認欲求を満たす事が出来ていないからです。
社会人も学生さんも競争社会の中で生きています。
つねに、落ち着く事はなく、どんな時も成長する事を望まれて、多くの人達はもっと高いレベルを目指して、しのぎを削って生きています。
そうなると、自分を承認する機会がない。
「私(俺)って、頑張ってるよなぁ」
「私(俺)は、みんなの役に立っている」
こんなふうに、思えればいいのですが、実際は違います。
「まだまだ、努力が足りない、こんなもんじゃない」
「完全にみんなのお荷物になっている、なんとかしなきゃ!」
そうやって、頑張り地獄の中で生きているのが現実です。
しかし、万能な解決策は、ありません。社会の構造もすぐに変わるわけじゃない。
けれど、少しずつ一歩一歩、自分の中のかまってちゃんを暴れさせない方法はあります。
それは、冒頭にも書いたように、「そういう自分はどうなの?」という問いを自分にすること。
時には、SNSで誰かをバッシングしたり、激しく批判したり、中傷したりしたくなってしまうかもしれない。
そんな時もありますよ、競争社会で生きているんですから。
済んだ事は仕方がない。気持ちを一歩一歩切りかえて行きましょう。
一週間に一回、いや、二週間に一回でいい。
あなたが誰かを激しく批判したり、中傷したくなってしまったら、以下の言葉を合言葉にして、自分に問い掛けましょう。
そういう自分はどうなの?
この言葉を意識すると、人からの批判、中傷をだいたいスルーすることが出来ます。
「まぁ、私(俺)も人の事をとやかく言える立場じゃないよね、自分の目標をしっかり見よう」という気持ちになる事を目指すんです。
そうすれば、今よりもっとSNSのコミュニケーションを楽しむことが出来る。
こんな事を言うと、「なんか相手に負けた気がして悔しい」と感じる人がいるかもしれませんね
でもね、勝った負けたじゃないんですよ
「そういう自分はどうなの?」という問いは、競争社会から離れる事を自分に許す言葉なんです。
「私(俺)は、そっちのリング、土俵では戦いませんよ」宣言なんですよ。
ぜひ、意識してみてください。
共に、「そういう自分はどうなの?」という問いを大切にして行こうではないか?!