脱貧困ブログ

ひきこもり、ニート、うつ病、障害者、ネットカフェ難民、ホームレス、パワハラ、貧困状態の人を助ける情報を発信して行きます

私がNEET株式会社に就職した理由

f:id:kentaroupeace:20171206223709j:plain

突然ですが、わたくし、NEET株式会社に就職しましたぁ~

「えっ?ニート?、何?、その会社?」とか「はぁ?、まだあったの?」とか、いろいろなツッコミが聞こえてくるような気がします笑

 

お答えしましょう

まだあります。簡単に言ってしまうと、NEET株式会社とは、「ガチなニートとほぼニート(フリーター・ワーキングプア)などが集まって形成されている列記とした株式会社です

 

ニートだけの会社なのに成立してるの?、と疑問に思われるかもしれませんが、ちゃんと成り立っています。

ただ、もちろん、一般的な企業とは違いますよ。

固定給は無いし、全員が取締役で、部下や上司と言った概念がありません

全員、毎年3000円の自社株を買うことが義務になっていますが、株を売って利益を得るみたいなことはありませんし、特に決まったオフィスもない。

事業内容は、「一切の事業」となっていて、法に反することでなければ好きなように事業を立ち上げてもよいし、何もしなくても良い

ざっくり言うと、上記のルールで運営されている会社なんです。

2013年2月、人や組織のコミュニケーション研究をしていた若新雄純氏が中心となり、設立準備チームが発足され、 同年11月、約160名のニート状態の若者が取締役に就任、「NEET株式会社」が誕生しました。

そして、2017年、新規メンバーの募集が発表され、僕はその募集に応募した、というわけなんです

現在は、約125人の取締役で、運営されています

もっと、弊社を知りたい方は、ぜひ以下のWEBサイトを見てみてください。

ちなみに、現在、新規メンバー募集は終了しています

news.infoseek.co.jp

entry2017.neet.co.jp

さて、この記事をここまで読んだ方は、なぜ、あなたは、そんな変な会社に入ったの?、と不思議に思っている事でしょう。

実は、僕がNEET株式会社に入った理由は、当ブログのテーマである脱貧困と深く関係しています

ご説明しましょう

 

社会不適合者だからこそ集まろう

元カリスマニートとして、有名なPhaさんが自身の本で、こんな事を言っています。

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

 

 弱いものこそ集まろう、「集まっていると、死ににくい」。名言だと思う。

ニートのような弱い立場の人間ほど、仲間をつくる事は重要だ

マイノリティのコミュニティを探そう!

 

一般的なレールから外れて生きる事を目指すなら、同じような境遇の仲間をみつけよう

自分が多数派の場合は、特に深い疑問を持たずに一般的に当たり前だって決めれたことを守って目立たないようにしていれば基本的になんとかなったりするんだけど、少数派に当たる人間はこの多数派だらけの世界の中で、死なないために仲間を作って協力したり、情報交換をしたりしていく事が必要になる。

 

さぁ、読んでみて、どう思いました?、素晴らしいコミュニティ論ですよね。

当ブログのテーマは、二つあります。

一つは、半分貧困当事者である僕自身が、ガチの貧困にならないようにするためにはどうするか?を考え続けていくこと。

二つ目は世の中から貧困を無くすためにはどうすればいいのか?を読者の皆さんと一緒に考えていくことです。

で、この「脱貧困」を中心とした二つのテーマを考えた時、今すぐにでも出来る事は何でしょう?、それは、Phaさんが言うように、『マイノリティのコミュニティに入って、相互扶助の関係をつくること』なんですよ

 

これこそが、僕がNEET株式会社に入った一番の理由です

当ブログを昔から読んでくれている人は、僕が長い間、「コミュ二ティの重要性」、「人とのつながりが自分のセーフティネットになる」と訴えて来た事を知っていると思います。

まさに、NEET株式会社は、マイノリティのコミュニティとして機能している、と僕は考えたわけです。

そして、上手く行けば、自分達で仕事も作れちゃう、入らない理由がありませんね笑

もしかしたら、この記事を読んで、「自分も入りたかった、新規募集に気がつかなかった・・・」と後悔している人がいるかもしれません。

 

残念ながら、新規募集は終わってしまいましたが、弊社の取締役じゃなくても、遊びに行ったり、参加できるイベントもあります。

弊社の代表取締役の一人、仲陽介さんのツイッタ―をチェックしてみてください。 

一般参加可能なイベントもあるので、ぜひ遊びに来てくださいね

共に、コミュニティを作って、相互扶助関係を作って行こうではないか?!