ニート・ひきこもり的『感性』を世の中に伝えて行くべきだ、と確信した日のこと!
2月10日、NPO法人ニュースタート主催の第10回ニート祭りに行って来ましたぁ~
いやぁ~、面白かったですねぇ~
ニート祭りに来る人達は、ほとんどがニート、ひきこもりに興味のある人達なので、なんていうか会場全体の雰囲気、空気感がゆるいんです(笑)
あの雰囲気、空気感が僕になんとも言えない居心地の良さを与えてくれていました。
第10回ニート祭りのテーマは、「ニート・ひきこもり的『感性』を活かせ!」
さらに、チラシには、こんな事が書いてありました。
ずっとニート・ひきこもりでいるのは苦しく、きっと不幸だ。
でも、そのニート・ひっき―的感性は手放すな!
今みんな「夢を持て」、「あきらめるな」と押しつけあって、幸せを感じられずにいるんだから。
これこそがニート祭りのテーマです。
誰しも心の中にあるニート・ひきこもり的『感性』をどんなふうに日常の中で活かしていくか?という命題を考える事が祭りのテーマだったと思うんですよ。実は(笑)
なので、この記事を読んでいる皆さんもぜひ、一緒に考えてみましょう。
あなたの中に眠っているニート・ひきこもり的感性に呼びかけてみてください。
祭りは、前半は小演劇、後半はゲストを呼んでのトークライブになっていて、2部構成になっていました。
メインイベントは、豪華なゲストのトークライブ。
いくつか印象に残っている言葉があるので、忘れないために書き記しておきたいと思います。
就活みたいなコミュニケ―ションは辞めよう!
そもそも、ニート・ひきこもり感性とは何でしょうか?
ゲストの一人、作家・雨宮処凛さんがニート・ひこもり感性を見事に表現していたので、引用してみたいと思います。
雨宮処凛さんを知らない方は、こちらをご覧くださいね↓
雨宮処凛オフィシャルブログ Powered by Ameba
今、多くの人が役に立つ人にならなきゃいけないと思いすぎている。
「自分と会うと、役に立ちますよ」という事を強調しないとダメという雰囲気が蔓延(まんえん)していると思うんです。
友達とちょっとしたお茶をする時でさえ、まるで就活みたいなコミュニケーションをしなくてはいけないと思ってしまっている。
もっと、役に立たない人でいい!
どんな時でも役に立つ人でなければいけない、という思い込みが世の中の生きづらさを生んでいるのではないでしょうか?
以上が雨宮さんの言葉です。いかがでしょうか?
就活みたいなコミュニケーションという言葉にビビッと来ました!
確かにそうだ!、と思いませんか?
会社や学校はもちろん、飲み会や遊んでる時でさえ、僕らは自分をアピールする事に必死です。
盛り上げなくてはいけない、面白い事を喋らないといけない、いいアイディアを発表しなくてはいけない。
多くの人がそんなふうに思っています。
でも、本当は自分のセールスポイントばかりに目を向けた生き方が多くなるから、こんなにもウツ患者や自殺者が増加しているのではないか?と雨宮さんは言っているんですね。
「自分は役に立たない」、「価値がない」という想いがうつ患者、自殺者の心の根元に潜んでいる事は間違いないからです。
僕は、この感覚こそがニート・ひきこもり感性だと思うんですよ。
つまり、役に立つ生き方を求められる社会の中で、あえて非生産的な存在として生きる!
この感覚こそがニート・ひきこもり感性の基礎ではないでしょうか?
この記事を読んでいる方の中には、会社で働くサラリーマン、OLの人もいるでしょう。
そんな人達は、「そんな事言われても、僕(私)達から見れば別世界の話しにしか思えません!」と、感じたかもしれません。
しかし、ニート・ひきこもり感性は、働いている人にこそ効果的です。
会社の仕事が忙しくて、ストレスだらけになってしまった時、こんなふうに自問自答してみてください。
「俺(私)は役に立つ人になろうと思いすぎていないか?!このままだと倒れるんじゃないか?もっと役に立たない人になってもいいんじゃないか?」
このニート、ひきこもり的感性から来る質問を自分自身にする事で、あなたは自分を一回、客観的に見る事が出来ます。
どうですか?こんなふうに考えて行くと、ニート・ひきこもり感性って、捨てたもんじゃないでしょ?
ぜひ、有効活用して頂きたいと思います。
働くとニートの間の生き方
ここまで、ニート・ひきこもり的「感性」の基礎を考えて来ました。
次に、ニート・ひきこもり「感性」を、もうちょっと具体的に活用する方法を考えてみましょう。
そのために、ニート祭りのもう一人のゲスト、Pha(ファ)さんのコメントを引用させて頂きます。
Phaさんを知らない方は、こちらをご覧ください↓
働かないでいいなら、それが一番です。
でも、そうも行かないから、最低限、働かないといけない。
だから、これからは、働くとニートの間みたいな仕事の仕方が広まればいいな、と思ってるんです。
たとえば、半年間、働いて、貯金が貯まったら、また半年間ニートをやる、みたいなぁ、、、
この感覚も、まさにニート、ひきこもり的「感性」ですよね。
僕は思うんです。もう、就職して、定年までガンガン働くみたいな生き方は崩壊している。
どんどん、働くとニートの間の生き方が現実的になって来ています。
僕らは、人生の設計図にニート期間を作ったほうがいい!
そのほうが生きる事がグッと楽になるはずです。
ニート・ひきこもりはブロガーになろう!
ここまで考えて来て、一つはっきりした事があります。
それは、ニート・ひきこもり的「感性」は世の中に必要である、という事です。
働きすぎでストレスだらけの時、自分の進路をじっくり考えたい時、必ずニート・ひきこもり的「感性」が必要になって来ます。
しかし、就職して、今でも頑張って働いている人は、ニート・ひきこもり的「感性」が必要になって来ている事に気がついていません。
なんとかしなくてはいけません。ニート・ひきこもりの人達は、自分の思考、考えを世の中に伝える使命があるんです。
そこで、僕、考えました。
ニート・ひきこもりは全員、ブログを書いたらどうでしょうか?
これについては、偶然、ニート祭りでお会いした、人気ブロガー・青二才さんがいい記事を書いてくれています。
めちゃくちゃ良記事なので、ぜひ読んでほしい。
病人ニートなので「ニート祭り」に行って、「あー彼らの先頭に立って戦わないとダメなんだ」と思った話 - かくいう私も青二才でね
以下、重要な部分を引用してみましょう。
ニートにはニートの…ここでいえば、発達障害やオタクや芸術肌の人間も含めた「勤め人的じゃない人間」にはその良さと、彼らなりの作法を持ちあわせてますよ!!それは認めます。
でも、それらを「生き方として」認めさせようと思ったら、常に我々は彼らより強い言葉を、彼らに聞いてもらえる振る舞い(メディア)で、言い続けてこそ認められるんです!!
生きづらい世の中の中で「みんなが背伸びをやめたらいい」というのは正論だけど、座して待ってるだけじゃ、楽園は、国は作られないんです!!!
どうでしょうか?カッコイイ事を言いますよねぇ~(笑)
痺れましたよ!
本当にその通りだと思います。座して待っているだけじゃ変わりません!
そして、ゲストに来ていたPhaさんは、まさにニート的な生き方をブログを書く事で世の中に認めさせた第一人者でしょう。
雨宮処凛さんも本を書くこと、文章を書くことで、ある意味、ニート・ひきこもり的『感性』を世に広めていると言っていいでしょう。
そんな事を考えて行くと、いよいよ、僕らのようなニートタイプの人間がブログを書く理由がはっきりして来ます
ブログは誰でも出来る一番簡単な表現方法です。
この記事を読んでいるニート・ひきこもりの皆さん、ぜひ、ブログを書いてみてください!
共に、ニート・ひきこもり的「感性」を世の中に伝えて行こうではないか?!