『すき屋』のワンオペは解消されたが、未だに残っている労働環境の過酷さ!
先日、友人達と遊びに行った帰りに、『すき屋』に寄りました。
『すき屋』と言えば、マスコミなどで話題になった「深夜のワンオペ」が思い出されます。
覚えている人も多いのではないでしょうか?
知らない人のために、説明しておきます。ワンオペとは、店員1人だけで店舗を運営する方法のこと。ワン・オペレーションの略称です。
2014年、「すき屋」は、深夜のワンオペにより、過労で倒れたり、精神的に追い込まれる店員が多数いる事が判明し、問題になりました。
それにより、すき屋は、深夜営業を停止する事態にまで、発展しました。
ところが、ワンオペ騒動から3年経った今、都心の街を見てみてください。
気がつかない間に、「すき屋」の深夜営業再開してませんか?
そうなんです、「すき屋」の深夜営業再開してるんですよ、いつのまにか。
詳しくは、以下の記事を読むと、よく解ります
“ワンオペ”で叩かれた「すき家」のいま (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン
私は、「ワンオペ騒動」をずっと記憶していたので、さっそく店員の人数を数えてみました。
結果は、二人。二人の店員でお店をやりくりしていたんです。
オーダーを受ける店員(20代・インド人風)と厨房で料理を担当するベテランスタッフ(推定50代)の二人です。
う~ん、どうですかね?、二人って?、確かに、二人いるので、ワンオペじゃない。
ちなみに、その時のお客さんは、私達3人と近くの席に男性が一人、そして、私達が食べ終わって出て行く頃に、新しいお客さんが3人入って来ました。
なので、結果、私達がいる間に、7人のお客さんが来た事になる。
これを多いと捉えるかさばけると捉えるか。
それは人それぞれだと思いますが、結局、すき屋の労働環境はあんまり変わってないなぁ~、と思う出来事を目の当たりにしました。
めちゃくちゃ怒るベテランスタッフ
私達が食べ終わって、帰ろうとした時の事です。
オーダーを担当してくれたインド人店員に、お会計を頼みました。
すると、横からベテランスタッフの怒鳴り声が聞こえて来たんです。
「馬鹿野郎!、おまえ水出しとけよ!」
先ほど、私達が帰る頃に、新規のお客さんが三人入って来た、と説明しました。
その新規のお客さんに、インド人店員は、水を出し忘れてしまったんですよ
確かに、水を出し忘れたのは、インド人店員のミスかもしれません。
しかし、私達が会計を頼んだタイミングと新規のお客さんが来たタイミングがほとんど同時だったので、会計に気を取られてしまった、という可能性があるんです。
それでも、ミスはミスですよ。
でもね、本当にそのベテランスタッフの怒鳴り声は、周囲の人達がひくレベルの怒鳴り声だったんです。
そんなに怒らなくてもいいのに!、と言いそうになったほどの怒鳴り声でした。
ですので、その時、私、心の中で思いましたよ。
ワンオペは改善されたけど、労働環境の過酷さはそんなに変わってないんじゃないの?、と。
もちろん、その店の人間関係は解りません。
もしかしたら、インド人っぽい店員は毎回、同じミスをしているのかもしれない。
でも、それにしても、もっと普通に、穏やかに注意する事だって出来たんじゃないか?
そして、あのベテランスタッフに怒鳴り声を上げさせたのは、深夜でも営業をする働き方にあるんじゃないか?
すべてとは言いませんが、深夜営業の疲れがベテランスタッフをイライラさせたんじゃないか、と思ってしまったんですよ
なんか溜息が出てしまいました。私達は、いつまでこんな働き方をすればいいんですかね?
共に、日本の働き方の改善方法を考えて行こうではないか?!