雨宮処凛氏「一億総貧困時代」を読んで、自己責任論は意味がないことを知ってくれ!
- 作者: 雨宮処凛
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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実は、給料の関係でまだ買ってなくて、読んでません(笑)、すいません。
でも、今から読むのが楽しみな一冊なんです。いや、楽しみ、という言葉は適切ではないかもしれない。
楽しみ、というよりも、知らなければいけない現実を知る事が出来て、背筋を伸ばす事が出来る本と言ったほうがいいかもしれない。
簡単に言えば、自分に「喝」を入れてくれる本なんです。
読んでもいないのに、なぜそう断言できるのか?
続きを読む貧困当事者は自分に厳しい人達です、間違いない!
貧困当事者は自分に厳しい人達です。
こんなふうに言ったら、どう思いますか?
「いや、いや、貧困当事者の人達は自分に甘いから貧困になったんでしょ?、もし自分に厳しい人達だったら、なんとかして貧困から脱出する方法を考えるでしょ?」
もしかしたら、こんなふうに思う人が多いかもしれません。
しかし、私は逆だと思うんですよ。
なぜ、貧困当事者は自分に厳しい人達だと思うのか?
今回は、その理由をご説明しましょう
続きを読む人生を楽しむコツは、自分の敵よりも味方の事を考える時間を増やすこと
嫌な奴というのは必ず現れるものです。
生きていれば自分の嫌いな人とも会わなければいけないのは避けられない現実ですよね。
たとえば、職場の上司、同僚、学生さんならクラスメイト、部活の先輩。
こういった必ず会わなければいけない人達が嫌な奴だと、その日一日が地獄になってしまう。
んで、この問題の深刻さは、そんな敵とも言える嫌な奴らと会っていない時間でも地獄が続くという所にあります。
どういう事か、ちょっと説明してみましょう。
続きを読む生活保護の最優先課題は、不正受給撲滅よりも使える人が使えてない問題を解決すること
今、生活保護「なめんな」ジャンパー問題が話題になっています。
知らない人のために、簡単に説明しましょう。
1月17日に小田原市の生活保護の担当職員が「生活保護なめんな」と書かれたジャンパーを着て、生活保護を利用している人の家を訪問などしていたことが明らかになりました。
ジャンパーの背面には「我々は正義だ」「不当な利益を得るために我々をだまそうとするならば、あえて言おう。クズである」などの文章が英語で書かれていたと言います。
詳しくは、自立サポートセンター・もやい理事の大西連さんの記事を読むと、よく解ります。
さて、こういう問題が出るたびに、私は考える事があるんですよ。
それは、多くの人が生活保護問題の最優先課題を間違えてるんじゃないか、という事です。
こんな事を言うと、こういう意見が出て来るかもしれない。
「いや、いや、この問題は、生活保護利用者を非難してるんじゃなくて、不正受給者を非難してるんだよ、ジャンパーの意味はそういう事だろう?」
確かに、そうかもしれない。しかし、大西さんが指摘しているように、不正受給の問題を解決するためにやっていたなら、あまりにもナンセンスです。効果がない。
「おまえは子供か!」と、つっこみたくなってしまう。
そして、何より一つ心配している事があります。
それは、今回の生活保護「なめんな」ジャンパーのような問題が話題になると、本来、生活保護を使える人が萎縮(いしゅく)して、生活保護利用を諦めてしまうのではないか、という事なんです
どういう事か、ちょっと説明させてください。
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