脱貧困ブログ

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イケダハヤト氏の魅力は貧困問題を書く事です、イケハヤさんが書いた貧困問題記事8選

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ちょっと前に、人気ブロガー・ぬらひかるさんがこんな記事を書いてました↓

イケダハヤトとは、ブログ界で限りなく頂点に近い存在である。ところで、誰か彼の魅力について教えてくれないか? - 『ぬ』ラブろぐ

読んで頂くと解るんですが、「イケハヤさんの記事の魅力とはなんだ?、誰か教えてくれ!」という切実な訴えを感じさせる記事ですね(笑)

僕はイケハヤさんの信者ではありませんが、イケダハヤトファンです。

ですので、今日は一つ、ぬらさんの疑問にお答えして、イケハヤさんの記事の魅力をお伝えしたいと思うんですよ

 

ただ、もしかしたら、普段はまったくブログを読まないんだけど、今日はたまたまこの記事を読んでいる、という人がいるかもしれません。

そんな人のために、まずは、イケハヤさんのプロフィールをご紹介しておきましょう

イケダハヤト。ブロガー+編集者。1986年生まれ。

早稲田大学政治経済学部卒義後、大手メーカーに勤務。

会社員生活を経験した後、3年目に独立。2015年に家族で高知の限界集落に移住。

ブログ「まだ東京で消耗してるの?」の月間PV数は約300万。

オンラインサロンを主催する他、「ビックイシューオンライン」編集長を務める。

「年収150万円で僕らは自由に生きていく」、「武器としての書く技術」、「新世代努力論」、「まだ東京で消耗してるの?」など著者多数。

 

いかがでしょうか?プロフィールを読んだだけでも、マルチな才能を発揮しながら活躍されている事がよく解りますね。

僕が今回、注目したいのはプロフィールにある「ビックイシューオンライン」編集長を務めている、という部分なんです。

皆さん、知ってます?ビックイシュー?

ちょっと、WEBサイトから引用してみましょう

ビッグイシューは1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊しました。

ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。

厚生労働省の調査(2012年)では野宿生活者の約6割を超える人が働いており、約3割の人は仕事をして自立したいと思っています。『ビッグイシュー日本版』は働き収入を得る機会を提供します。

定価350円の雑誌『ビッグイシュー日本版』をホームレスである販売者が路上で売り、180円が彼らの収入になります。最初の10冊は無料で提供し、その売り上げ(3,500円)を元手に、以降は1冊170円で仕入れていただく仕組みです

詳しくは、ぜひホームページをご覧なってください↓

 ビッグイシュー日本版|ビッグイシュー日本とは

要するに、イケハヤさんは、ネット内のビックイシューを手掛ける編集長をやっているという事なんですね

 

引用からも解るように、ビックイシューはホームレス問題を中心にした貧困解決に取り込むNPO法人です。

実は、ここに 、イケダハヤトさんが書く記事の魅力があります

イケダハヤトさんのように、日本の貧困問題に注目して、ブログ記事を書き続けて来たブロガー・編集者はいません

おそらく、匹敵するのは、ブログ界の女王、ちきりんさんぐらいではないでしょうか?

ただ、ちきりんさんは貧困をテーマにしたブログ記事は書くけれど、イケハヤさんのように自ら貧困問題解決に取り込むNPO法人の内部に入って編集長まで務めちゃうなんて事はないわけです(笑)

ここがイケハヤさんの魅力であり、面白さではないでしょうか

 

という事で、今日はそんなブロガー+編集者、イケダハヤトさんの大きな魅力である貧困問題をテーマにした記事を集めてみました。

ぜひ、皆さんもその魅力を感じて頂きたいと思います!

 

イケハヤさんが書いた貧困問題記事8選

 

生活保護から考える

「弱者の正義」が蔓延する日本:生活保護バッシングに見る、日本の不思議な国民性 : まだ東京で消耗してるの?

ひきこもりの若者は、生活保護で自立できる : まだ東京で消耗してるの?

生活保護から考える (岩波新書)

生活保護から考える (岩波新書)

今回、改めて、イケハヤさんが書いた貧困問題の記事をいくつか読んでみて、気がついた事があります。 

それは、僕とイケハヤさんの日本の貧困問題に対する認識には共通点が多いという事です。

たとえば、自己責任論の無意味さ、貧困問題を解決しようとするNPO社会起業家を応援して行く事の重要性など、多くの共通点があります。

中でも、注目するべきところは、生活保護の補足率や弱者が弱者を叩く社会の構図についての意見です。

 

ご紹介する上の二つの記事は、イケハヤさんのブログ記事で、NPO法人自立サポートセンター・もやい理事の稲葉剛さんが書いた「生活保護から考える」の書評です。

僕もこの本は二回ほど読ませて頂きましたが、貧困の現場から浮かび上がってくる問題点をどんなふうに変えて行けばいいのか?という観点から書かれている良書です。

イケハヤさんが書いている最も基本的で、大事な部分を引用してみましょう。

 

ネット上では頻繁に見られる「生活保護バッシング」について驚くのは、2chを中心に、「自分は生活保護水準以下でも働いて、つつましく生きている。だから受給者たちは贅沢だ」という批判が多く見られることです。

稲葉さんも著書で指摘していますが、もし本当にそうなら、ご自身もぜひ生活保護を受給すべきです。生活保護は「健康で文化的な最低限度の生活ナショナルミニマム)」での暮らしを保証する制度であって、収入が十分でない場合は、働いていても利用することができます

 

まさに、その通りです、当ブログでも生活保護の重要性を訴え続けて来ましたが、まだまだ知られていない事が多いので、今後とも書き続けて行きたいと思います。

生活保護は、国民、すべてに認めている権利です。

 

シングルマザーの貧困

(本)鈴木大介「出会い系のシングルマザーたち」—生活保護問題に関心がある方は必読 : まだ東京で消耗してるの?

最貧困シングルマザー (朝日文庫)

最貧困シングルマザー (朝日文庫)

ルポライター・鈴木大介さんの「最貧困シングルマザー」についてのイケハヤさんの書評です。

この本は、僕もブログで紹介させて頂きました。

『最貧困シングルマザー』で悟った、強さとは「助けてくれ!」と言えること、弱さを見せれること - 脱貧困ブログ

ポイントは、生活保護の負のイメージを怖がって、福祉生活保護)を拒絶してしまうシングルマザーが多いという事と水際作戦の問題です。

これは、イケハヤさんも問題点として本を引用しながら、以下の点をあげています。

 

「売春に生活費を依存する」という選択にまで追いつめられていながら、取材対象者のほとんどが、生活保護を受けていなかった。

・理由の一つは、生活保護の申請がなかなか通らないこと。「なぜ働けないのか?」「元夫のとの養育費の話をやり直せないのか?」とイジメのように社会福祉事務所に問いただされる。

生活保護を受けているだけで「泥棒扱い」を受ける、と吐露する取材対象者も。生活保護を受けていることを原因に、子どもがいじめに遭う。

「バレない売春で稼ぐ方が、生活保護の差別よりマシ」。

婚活も生活保護不受給の原因生活保護を受けているというだけで、男性からは引かれてしまう。

これらの厳しい現実を前にしたイケハヤさんの言葉が印象的です。

 

僕たちはもっと他人に寛容になれないのでしょうか?

それほど余裕がなくなっているのでしょうか?

余裕を失わせるものはなんなのでしょうか?

どうすれば解決するのでしょうか?いますぐ、何ができるでしょうか?
…この本に触れると、こうした疑問符と延々と向き合うことになると思います。

ぜひ多くの方に手に取ってもらい、これからの社会を生きる上での態度について考えるきっかけにして欲しいです。 

僕も同感です。そして、「どうして僕たちは他人に寛容になれないのか?」というイケハヤさんの問いは次の記事にも続きます。

 

生活保護バッシングの無意味さ

生活保護バッシングをする人のコメントがすごくうんざりするのでシェア : まだ東京で消耗してるの?

「不正受給が増えているから、生活保護予算も大幅に増えている」? : まだ東京で消耗してるの?

生活保護予算の99.5%は適正に執行されている—「不正ゼロ」主義の問題点 : まだ東京で消耗してるの?

イケハヤさんは、生活保護利用者バッシングする人たちに対して、こんなふうに批判しています。

制度の改善という論点もありますが、そもそもの段階で、制度に関する無知が蔓延しているように感じます。バッシングしている人、生活保護についてどれくらい知っているんでしょうね

そうなんですよね、そもそも生活保護がイメージだけで語られすぎているんですよね

当ブログもイケハヤさんに負けずに、生活保護をテーマにした記事を書いて行きたいと思います。

 

ベーシックインカム

「労働を忌避する怠け者」が生活保護をもらって生きるのは、許容されるのか? : まだ東京で消耗してるの?

僕は、上の記事を読んで、イケハヤさんなりのベーシックインカム論のような気がしたんですよ

上の記事のような発想が弟子たちが成長するまで、ベーシックインカム方式で支えようという考えに発展して行ったんじゃないですかね?まぁ、勝手な想像ですけどね(笑)

イケハヤ事務所の報酬は、今話題の「ベーシックインカム」方式です。 : まだ東京で消耗してるの?

 

若者の住まいの貧困

「未婚で年収200万円以下の若者」の約8割は親の実家に住んでいる。調査から明らかになった、若者の「住まいの貧困」の実態 : まだ東京で消耗してるの?

 

実は、この記事で紹介されている「『若者の住宅問題』-住宅政策提案書[調査編]-」という調査レポートの発表シンポジウムに僕は参加しています。

その時の記事がこちら

『市民が考える若者の住宅問題シンポジウム』に参加して、当事者である私が考えた4つの解決策 - 脱貧困ブログ

 

この調査レポートで、驚くべき事実が発表されています

親と別居している若者の13.5%はホームレス経験あり、という発表です。

この事実、一つだけでもハウジングプア(住まい貧困)が大きな問題点になって来ている事が解りますね

 

さぁ、どうだったでしょうか?

調べると、まだまだイケハヤさんが書いた貧困問題記事があるんです。

本当に記事を量産してきたブロガーなんだな、という事が解りますね(笑)

当ブログも見習って行きたいと思います

共に、イケハヤさんの貧困問題記事を追いかけて行こうではないか?!