うつで苦しんでいる人は、薬を飲まずに考え方、生き方を治そう!
うつで苦しんでいる人って、まずは周囲の人の勧めで、精神科医とか心療内科に行くと思うんですよ。
で、病院に行って、いろいろと話しを聴いてくれるのかなと思いますよね。でも、様子だけ聴いて、「じゃあ、お薬出しときますね!」と言われ、それでおしまい。
「えっ、それだけ?」と、拍子抜けしてしまうって事がけっこうあるみたいなんです。
正直、貧困問題を考える時、うつの問題って無視できません。
うつをきっかけに、貧困生活に入ってしまう人がいるからです。
たとえば、会社で異常なパワハラを受けて、うつになってしまった。
なんとか治したいと思って、精神科、心療内科に行って薬を貰うけれど、なかなか治らない。
だんだんと焦ってしまって、余裕が無くなり、もっとうつが悪化してしまう。
この負の連鎖が続くと、どんどんマイナス思考になってしまい、やがて貧困生活に突入してしまうと思うんです。
うつ状態で、行政に生活保護の申請に行くのって、はっきり言って無理があるので、付添いが必要になります。
でも、その付添いを頼むのだって、かなりのエネルギーがいるんですよね。
不安な状態でいるのに、頼りにしている精神科などの病院が、ただ薬を出すだけなので、「どうすれば、いいんだろうぉ・・・」と、自暴自棄になってしまう人も多いのではないでしょうか?
そんな事を考えて行くと、僕は一つの結論に辿り着くんですよ。
『薬、飲まないほうがいいんじゃないっすかね?』
もちろん、プロのカウンセラーや精神科医の先生方は、いろいろご意見もあるでしょう。
でも、薬に頼っていると、薬に依存します。
正直、治すために飲むというよりも、永遠に緩和するために飲むような気がしてならないんです。
そこで、今日の参考書のご紹介。
精神科医、宮島賢也さんは、薬を使わないで、うつを治す第一人者です。
ご自身の本でも、薬を使わずに、自分の生き方、考え方を変える事でうつを治そうと呼びかけています。
以下、引用です。
『自分を苦しめるのは、刷り込まれた思い込みです。
僕は精神科医ですが、薬を使わない精神科医です。
ぼくのメンタルセラピーはカウンセリングとは違います。
メンタルセラピーでは、患者さんがご自分で自分を苦しめる考え方(思い込み)に気づき、変えていくことを信じ、言葉を投げかけて行きます。
患者さんは、ぼくとのメンタルセラピーを重ねるうちに、どこかで気づき、自分を大切にし、自分を無条件に愛することを想い出して行きます』
僕は宮島さんの意見に大賛成です。
何より素晴らしいと思うのは、考え方、生き方を変えることで、うつを治した後の人生にワクワクする事が出来るからなんです。
どういうことか。僕は、これだけうつの人が増えているのは、うつ状態のほうが良いと思っている人がけっこういるからだと思っているんですよ。
小さい頃、風邪をひいて、親や兄弟に優しくされると、嬉しくなかったですか?
あの時と、同じ気持ちで、うつだと、まるで腫物に触るかのように優しく接してくれるので、居心地が良くなってしまった人もいると思うんですよね。
だから、重要なのは、うつが治っても、自分は価値のある人だし、人にやさしくされるに値する人なんだって、しっかりと理解することなんです。
そのことで、はじめて、本気でうつを治そうと思えるのではないでしょうか。
で、じゃあ、うつになってしまう考え方、生き方を変えるにはどうすれば良いか?
宮島さんは、それには、「お母さん病」を理解する事だと仰っています。
説明しましょう、以下、再び引用。
『うつの原因になる「お母さん病」とは、自分に満足せず、足りないものを他人の評価、お金、仕事などで埋める生き方を、刷り込まれている心の状態の事を言います
母親が悪いと追及するものでもありません。
『お母さん病』を子供に刷り込んだ親たちも、「お母さん病」で苦しんで生きて来たのです』
うん、これは大事な事を言ってくれました。
やっぱり、ぼくら(わたしたち)のコンプレックス、劣等感って、親から貰ったものなんですよね。
30歳すぎて、ようやく解って来る事です。
でも、繰り返しますが、それは親を恨めって事じゃなくて、自分の考え方、生き方のくせをしっかりと理解するって事なんです。
うつはある意味、精神的な貧困です。
ぜひ、無くして行きましょう。