雨宮処凛氏『小心者的幸福論』で学ぶ、生きづらさを脱出するための2つのコツ
いろいろと悩み多きご時勢です。
消費税、また上がるの?
俺(わたし)の会社、このままだと倒産するんじゃない?
なんか最近、街にホームレスが増えたような気がする!
などの不安を抱えながら、毎日、会社に行っている人もいるでしょう。
かと言って、転職したり、会社を辞めてフリーランスになるのは、不安なんだよなぁ~、と思ってしまう。
解る、解りすぎる!
ここで、そんなあなたに、『会社を辞めても大丈夫!儲かるネットビジネスをご紹介』とか書けたら、良いですよね、カッコイイですよねぇ~
でも、僕自身が貧乏生活を謳歌しているので、それは無理です(笑)
ただ、べつに大金を得る方法を知らなくても、少しだけ気楽になる術があるんですよ
そこで、今日の参考書をご案内。
著者・雨宮処凛『小心者的幸福論』です。
雨宮処凛さんを知らない人がいるかもしれないので、簡単にご紹介。
貧困問題をテーマに長い間、書き続けて来た作家さんです
プロフィール
1975年生まれ、北海道生まれ、作家。
10代を虐められやビジュアル系バンド追っかけ、リストカットなどに使い果たして来た経験から、主に生きづらさをテーマに執筆活動を続ける。
現在は格差、貧困問題などにも積極的に取り組む。
著者に『生きさせろ!難民化する若者たち』など多数。
フリーター全般労働組合組合員、 反貧困ネットワーク副代表。
さて、そんな雨宮さんがオススメする小心者的幸福論。
僕(わたし)達のようなこの先が不安になってしまう人にピッタリです。
遊ぶために生まれて来たと思い込む
これは、社畜精神丸出しで、毎日、会社に通っている人に、ぜひ覚えて頂きたい。
会社に行って朝から晩まで働く日々を過ごしていると、ある疑問が出て来ます。
それは、『僕(わたし)は、何のために生きているの?』という疑問です。
毎日、生きるために働いてお金を稼いでいるのに、逆に忙しすぎて生きてる気がしない。
そんな想いから出て来る疑問ですよね。
実は、働いていて、この疑問が頭を過った時は要注意!
ウツや自殺願望の始まりは、みんなこの疑問から来ています。
なので、発想の転換が大事です。
「何のために生きてるのか?って、遊ぶために生きてるに決まってるじゃないか!」
そんなふうに、自分に言い聞かせましょう。
あなたの会社がまったく休みの無い会社だったら、逃げて休んじゃいましょう
そして、カラオケ行くなり、映画を観るなり、友達を誘って飲みに行くなりして、遊ぶ事を満喫してみてください。
雨宮さんは本の中でこんな事を書いています。
自分は遊ぶために生まれて来たのだ、と思うようになると、あれほど罪悪感を抱いていた、「休む」、「遊ぶ」と言った事に何の良心の呵責も感じなくなったのだから万々歳だ。
いや、やはり初期は、「こんなに遊んでいいのだろかぁ・・・」と、小心者ならではの罪悪感が頭をもたげていたのだが、そんな時はワークライフバランスなどという言葉を無理やり持ち出して、「日本人はそもそも働きすぎなのだから、私が今遊んでいる事で平均労働時間を減らす事に貢献しているのだ」という力技のような肯定をしたりしている
まったく、その通り。皆さん、もっと遊びましょう
遊ぶために生きてるんだから(笑)
どうでもいいを味方にする
この先が不安になる。
小心者には、よくある事です。
でも、冷静に考えてみると、おかしくないですか?
僕(わたし)達が未来を予測する超能力でもない限り、この先の事なんて正確に解るわけがない。
僕(わたし)達は、勝手にこの先の未来は悪い事ばかりだ、と決めてしまっているんですよ
そこで、提案。
もう無理やり、「どうでもいいや」と思ってみる(笑)
そうやって、強制的に思考停止にするんです。
だって、ほっておいたら、悪い事ばかり考えちゃうんだったら、考えないほうが良いでしょ?
だから、『どうでもいいを味方にする』
これについても、雨宮さんは語っています。
「仕事がなくなったらどうしよう」という不安がむくむくと湧き上がって来た時には、「まぁ、どうでもいいや」と思い、「今の私、本当にやりたい事できているのだろうか?」という根源的な問いが頭をもたげて来たとしても、「基本的に私のスタンスは『どうでもいい』だから別にいいや」といった具合に、すべての事を自動で流れるトイレのようにあっさりと流しているのである。
こういう事を繰り返していると、ゆくゆくは取り返しのつかない事になるかもしれないが、小心者が生きる世界はあらゆる種類の恐怖と不安で満ち溢れている。
「どうでもいい」と無理にでも思わないと神経から何からすり切れまくって生きていけない自信が満々なのだ。
これも仰る通りです(笑)
どうでしょうか?
他にも、「できるだけ好かれないようにする」とか「自分を無理やり正当化する」とか「比較しても意味のない人しかつき合わない」とか(笑)、気楽に生きれるアドバイスがたくさんあるので、読んでみてくださいねぇ~
では、では、遊びに行って来ます(笑)