脱貧困ブログ

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プア充が恋人をつくるために知っておきたい3つの心得

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5月になると仕事の事で悩む新社会人が増えて来ます

5月って、会社に就職したばかりの新人がちょうど仕事の悩みを抱える時期なんですよね。

僕は仲の良い後輩に、「今度、飲みに行こうねぇ~」とか気軽に言っちゃうタイプのオジサンなので、時々、本当に後輩から連絡が来るんです。

で、実際に飲みに行くと、かなりの確率で後輩の愚痴を聴く事になります(笑)

「仕事が忙しすぎて、ストレスでイライラする」、「一生懸命やっているのに、なぜ認められないのか?」、「会社がブラック企業すぎて、ムカつく!」などの愚痴、妬みを聴くのが僕の役割なんです。

中には、「それ本当にブラックだなぁ~」と思う会社に就職しちゃった後輩もいるので、僕はそんな時、こんなふうにアドバイスします。

「プア充を目指してみれば?」。リア充じゃないですよ、プア充です。

正直、ブラック企業に入って、睡眠時間3時間とかでガンガン働いて、結果、ウツになったり、病気になって入院しちゃうなら、プア充(楽しい貧乏生活)を志したほうが良い。

ただ、そんなふうにアドバイスすると、必ずネガティブな返信が来るんです。

「プア充生活が楽しいのは解りましたよ、でもね、でもですよ!正直、お金がないとモテないじゃないですか?結婚だって出来ないし、俺は女にモテたいんですよ!」

う~ん、解る、すごく解る!連絡して来た後輩は、お世辞にも容姿がいいとは言えません。

だから、そんな自分が可愛い女の子とつき合って、結婚するためには金がないとダメなんだ、と思っているわけです

結果、後輩はプア充(楽しい貧乏生活)は出来ないと思っているんですね

どうでしょうか?男性なら気持ちが解る人も多いのではないでしょうか?

今日は、この後輩の悩みをいっしょに考えてみましょう。

プア充(楽しい貧乏生活)を目指すと可愛い女の子にモテないから、結局、ガンガン働いてお金を稼ぐしかないのか?

これが今日のテーマです。

 

プア充って何?

その前に、プア充とは何か?をご説明しておきましょう。

ちょっと前に、話題になったので、知っている人も多いと思います。が、知らない人のためにおさらいしておきましょう。

そのための参考書として島田裕巳さんの「プア充  ~高収入はいらない~」を引用して行きたいと思います。

プア充―高収入は、要らない―
 

 

簡単に言ってしまうと、プア充とはリア充の逆の生き方です。

俗語なので、正確な意味を調べると、みんな微妙に違うんだけど、だいたいこんな感じ。

 

リア充 「現実の生活が充実している人」。交友関係、男女関係、生活環境などが満たされている様子

この満たされている様子という部分が豪快にお金を使っているイメージを生んでいるんだと思うんです。

 

プア充 高収入や出世を望まず、限られた収入の中で自分の生活を充実させている人のこと。

今の時代、たとえ正社員で働いていても昇給・出世するにはプライベートの時間を削り、身を粉にして働くことが求められる。また、出世したとしても仕事量が増えるばかりで、仕事がラクになるわけではない。

ところが、周りを見渡せば100円ショップや格安ネット通販がそろっており、買い物には事欠かない。安い牛丼屋もファミレスもあるし、格安ワインや第3のビールで“宅飲み”することもできる。

ならばあえて高収入を目指さず、年収300万円ほどでもプライベートを大切にしながら幸せに暮らそうではないか…というのがプア充の考え方だ。

 

島田さんが考える年収300万円は僕ら貧乏人からすると、十分に金持ちなので(笑)、今回は年収200万円を基準にしてみましょう。

さらに、プア充の思想を説明して行きます。

 

稼げば稼ぐほど、お金への不安や欲望や執着は増す

【収入が増えれば欲しい物も増える、いつまでも貯金は出来ず、満足できることはない】

 

国や会社の『成長使命』に、個人がふりまわされる必要はない

【成長しなければいけない、稼がなければいけない、という思想は現代社会が作り出している幻想である】

 

プア充を支えるのは、人間関係と縁

【人間関係の中で生きれば、お金はあまり必要ない。自分のお金を稼ぐことに夢中になると、人間関係を築く時間が無くなり、その先にあるのは孤独である】

 

小欲知足。限られた資金の中で、自前で楽しむ

【欲を持ちすぎず、現在の状態に満足する。三つのポイント、外食をしない、規則正しい生活をする、ストレスをためないを意識して、お金をかけずに自前で楽しむ姿勢が大事】

 

周りに迷惑をかけることこそが、社会で生きるということ

【人に迷惑をかけるな、というのは、豊かになって人が孤立し始めた現代の妄想。お互いに迷惑をかけあってこそ、人間関係が育まれる】

 

まだまだありますが、前に書いたような事がプア充の基本的な思想です。

 

プア充は本当に結婚できないのか?

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by:tibchris

これを読んで、皆さんはどんなふうに感じているでしょうか?

「アホか!?年収200万円でモテない、恋人が出来ないのは当たり前じゃないか?その後輩の言う通りじゃねぇか!」

きっと、こんなふうに思ったのではないでしょうか?う~ん、確かに反論する側の意見のほうが説得力あります。

でもね、ただ貧乏で容姿も悪い奴はウジウジしながら生きていくしかないって、なんか悔しくないっすか? 僕は悔しいっす!

だから、後輩にも伝えましたが、僕なりにプア充でも恋人をつくる心得を考えてみました。

貧乏人の心意気を見るべし!(笑)

 

ウジウジしない!

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by:janusz l

さっきも書きましたが、これが基本です。

貧乏で容姿も悪い+ウジウジして愚痴ばかり言っている。

これは、はっきり言ってモテませんよ、僕が女性だったら嫌ですもん(笑)

だから、ウジウジしない。「いばや通信」の坂爪さんが言っていましたよね?

「陽気なバカに人は集まる!」。これです!

そもそも貧乏でウジウジしていたらプア充じゃない(笑)、明るさがあるから楽しく生活する事が出来ます。

人と会う時、精一杯楽しもうという気持ちを大事にしましょう

 

20代前半はガンガン口説いて、ガンガン落ち込め!

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by:-Gribiche-

「おまえは何てアドバイスを言うんだ?アホめ!」と、女性の方は怒るかもしれません。

でも、20代前半の男性は、解りやすい成功イメージを持っています。

それは、年収1000万円稼いで、高級車を買って、モデルみたいな美人とつきあって助手席にのせるという解りやすいイメージです(笑)

また、20代前半の男性は、異常なほど性欲が強いんですよ(笑)、だから、とにかく、美人とエッチする事しか考えてない。

結果、美人がいる合コンがあるなら、どんなに参加費が高くても参加しちゃったりするんです、バカですねぇ~(笑)

30代、40代の男性は経験があると思います。「俺はこのままだったら、性犯罪者になっちゃうんじゃないか?」と自分で自分の事が心配になってしまう心理状態。

それほど、20代前半の男性の性欲っていうのは、ブラックホールのように底なしなんです(笑)

なので、僕、考えました。「20代前半の男性に、プア充を薦めるのは無理かもしれない。プア充は30代からなのかもしれない」

しかし、必死でなんとかして、美人を口説こうとした経験は、あなたの大事な財産です。

 

と言うのも、きっと、あなたは美人や可愛い女の子に信じられないぐらい冷たくされると思います。

貧乏なのに無理して高い服を着たり、カッコつけて髪型を作ってみても、ブサイクはブサイクだし、貧乏人は貧乏人です。ちゃんと相手の女性にバレています(笑)

ヤケになったあなたは、借金して、風俗とかキャバクラにハマっちゃうかもしれない。

でも、20代の前半にヤケになって、バカみたいな事をしちゃった経験は宝ものです。

そこで、始めて、友だちのありがたさ、信頼する事の重要性を知る事が出来るんですよ

 

美人や可愛い女の子に冷たくされて、落ち込んだり、傷ついたりする事は次のステップに行くうえでの必要な通過点です。

 

小欲知足を知ろう!

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小欲知足とは、仏教の言葉です。

ちょっと引用してみましょう。

 

この世は自分の欲望が満足されないことによって苦悩が生じることが多い。

そこで仏教では「少欲知足(欲を少なくして足ることを知る)」が大事にされる。

足ることを知っている者は地べたに寝るような生活であっても幸せを感じている。しかし足ることを知らない者は天にある宮殿のような所に住んでいても満足できない。足ることを知らない者はいくら裕福であっても心は貧しい。

 

これは島田さんが本の中で紹介しているプア充思想の元になっている考え方です。

正直、この考え方、思想を理解できない人もいるでしょう。

しかし、20代前半で欲望を満たすために走り続けたあなたになら、分かるはず

欲望が満足されない事によって苦悩が生じること。

欲望にはきりがないことを教えられて、身体で理解できると思うんです

それが、僕が20代前半はガンガン口説いて、ガンガン落ち込めとアドバイスした理由なんですよ

正直、20代前半で欲望を満たすために走って、落ち込んだり、傷ついたりしないと、小欲知足は理解できないと思います。

 

さぁ、なんか長いだけで、まとまっていないですけど(笑)、何かの参考にしてくださいね

共に、プア充生活を楽しもうではないか?!