【寄稿】貧困をテーマにした世の中について考えさせられる面白い映画8選
本日は当ブログの寄稿記事第2弾です。
月間10万PVの「まぬけブログ」を運営しているつじもんさんにかいていただきました。
テーマは「貧困をテーマにした映画」。
つじもんさんも僕も超映画好きでして、お互い、自然に映画記事になりました(笑
僕は「まぬけブログ」にサスペンス映画の王様、ヒッチコック監督作品の紹介記事を書いているので、そちらも見てみてくださいね↓
では、つじもんさん、どうぞ!
どうもつじもん(@iTsujimon)です。
普段は「まぬけブログ」というふざけた名前のブログを運営しています。名前のわりに、内容は至って真面目という方向性が完全にマヌケなブログです。
主なコンテンツとしては、映画、音楽、心霊スポットと少し変わったジャンルを取り扱っています。もう一度言いますが、方向性がマヌケなブログです。
そんなボクがこの度、浅野さんの当ブログにて寄稿させていただくことになりました。
特にテーマに指定はなかったのですが、せっかく「脱貧困ブログ」という場所で記事を書かせていただけるということで、「貧困をテーマにした映画」を8つ紹介したいと思います。
浅野さん自身も以前、貧困をテーマにした映画の記事を書かれていたのですが、ボクは少し違った内容になりそうだったので挑戦してみます。(※一つだけ被ってます)
どの作品も映画としてバツグンに面白く、ストーリーに深みのあるものばかりを厳選。
「貧困」というテーマに、あまり興味がない方でも、十分に楽しめる名作揃いです。まだ見たことがないという作品があれば、この機会に是非ご覧くださいね。
それでは紹介していきましょう。
シティ・オブ・ゴッド
まず、もっとも有名な貧困映画と言えばコレでしょう。神の街と呼ばれるブラジルのリオデジャネイロの街が舞台になっています。
その街で繰り広げられる飢え・飢餓・残虐など様々な社会問題を描いた歴史的傑作です。
凶暴でありながらもどこか寂しげな子どもたち、暴力的な描写もどこか明るく陽気な雰囲気が漂い、そして生命力を感じるハードな内容になっています。
まさかの実話という衝撃的なストーリーにも注目です。
ボクたち日本人が見ても、実話だとは一切思えないショッキングな物語になっています。
見終わったあとになんとも言えない余韻が残ります。貧困をテーマにした映画を見るならば、真っ先に見るべき名作でしょう。
スラムドッグ$ミリオネア
鬼才と呼ばれるダニー・ボイル監督の最高傑作といわれる感動的なヒューマン・ドラマです。
今まで何回見たか分かりません。
インドという街の貧しさ、殺伐とした雰囲気、治安の悪さが見事に映画化されています。
ボクのインドのイメージは、この作品によって植え付けられたと言っても過言ではありません。
物語としても一級品で、クイズ・ミリオネアを題材に貧乏な青年が、運命の愛を手に入れる物語です。ヒロインのラティカを演じるフリーダ・ピントもクソ可愛い。
そして、この映画のラストで味わえる感動は本当に異常。
貧困をテーマにした映画に「愛」は付き物ですが、これほどまでに「美しい愛」を描いている作品は他にないでしょう。
貧困映画ですが、見終わったあとはハッピーな気持ちになれる心温まる作品です。文句の付け所がないくらいの傑作。
ウルフ・オブ・ウォール・ストリート
実在した天才・株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートを題材とした怪作。
レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督という最強コンビで制作され、ここ最近見た映画の中ではズバ抜けて面白い文句なしの作品です。
貧困状態だったジョーダン(レオナルド・ディカプリオ)が、天才的なセールステクニックを用いて、いかにして大富豪になるかまでが描かれています。
お金持ちになると幸せなのか??
本当にお金は自由をもたらしてくれるのか??
と様々なことを考えさせられます。
適度なコミカル要素も加えられているので、最後まで飽きること無く楽しめます。見終わったあとには最高の爽快感を味わえることでしょう。おすすめです。
ダンサー・イン・ザ・ダーク
アメリカの歌姫・ビョークの熱演が一生忘れられない素晴らしい作品です。
貧困状態でありながら、工場で息子のために働く母の姿には哀愁が満ちています。
ダンサー・イン・ザ・ダークはラストの結末が恐ろしく悲しくて、切なすぎます。
様々な映画を見てきたボクの中でもトップクラスです。
この作品を見る度に涙が止まりません。映画のオチが最も悲しすぎる作品として、語られることもしばしば。世界にはこんな生活をしている人々がいると考えると胸が締め付けられます。
映画を見たあとには、想像を越える悲しさに襲われるので、元気なときに見た方がいいです。
レクイエム・フォー・ドリーム
アメリカのドラッグ社会から貧困問題へと幅広く世の中をぶった切る本作の完成度は、ハンパないです。
かつて映画史上でこれほどまでに残酷で、無慈悲で悲しすぎる結末の作品があったでしょうか。
ボクは今までに、およそ1000本ほどの映画を見漁ってきましたが、未だにこの作品を越えるものに出会ったことがありません。
ダーレン・アドロフスキー監督の中でも最も問題作と言われるこの「レクイエム・フォー。ドリーム」は、観るもの全てに圧倒的な絶望と悲しみを植え付けます。
アメリカのぶっ飛んだ社会を学ぶという点でも、観るに値する超問題作でしょう。
ツォツィ
南アフリカの過酷で暴力にあふれる街が舞台になっている映画です。数々のアカデミー賞を受賞し、世界から多大な評価を得ている名作。
社会の底辺で暴力に明け暮れていたツォツィ(不良)が、とある事件で赤ん坊を拾い、人生を変えていくまでが描かれた物語です。
ただの不良だった彼が、貧困な生活の中で何を学び、何を考えるのか?
そして人間としてどうやって成長していくか?</span></b>
それこそが、この作品の一番の見どころでしょう。
主人公を演じ切った超新星であるプレスニー・チェエニヤエにも注目です。彼の圧倒的な演技力と存在感、そして才能には惚れ惚れとしてしまいます。
なかなかハードな内容ですが、南アフリカの貧困を感じことができる素晴らしい映画になっています。
グッバイ、レーニン!
ベルリンの壁崩壊の背後にあったリアルなドイツが描かれています。
東西ドイツ統一、ベルリンの壁崩壊、というのはボクが小学校高学年の時に起きたことですが、テレビの中で伝えられるニュースを見ても「ふーん」という感じでした。
ところがこの映画を見ると、当時のドイツ国内での混乱や衝撃、社会生活の劇的な変化など様々なことを実感することが出来ました。
ドイツにもこんなにも貧困状態があったんだなと色々考えさせられます。
ドイツの社会問題を真正面からぶった切っている本作品ですが、ところどころにコメディの要素も含まれており、非常に見やすくなっています。
さらに親子の愛情も見事に描かれており、目の肥えた映画ファンにこそ見て頂きたい感動作。歴史に名を刻む名作です。
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モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本の4つの国を舞台に物語が進行していく珍しい形の作品です。
それぞれの国で、異なる事件から一つの真実に導かれるまでが描かれています。
この映画の中で映しだされているモロッコの貧困状態は本当に深刻で、日本と比較すると天と地ほどの差があります。
それでも日本では毎日、生きることに疲れて自ら自殺してしまう人が後を絶ちません。
人間は豊かになる方が幸せなのか??
それとも貧しいままの方が楽に暮らせるのか??
様々な角度から世界を観ることが出来るでしょう。世界と日本の貧困について考えるならば、是非おすすめしたい名作です。
つじもんのまとめ
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます!!
いかがだったでしょうか??
つじもんがおすすめする「貧困をテーマにした世の中について考えさせられる面白い映画8選」でした。
あなたが好きな作品がランクインしていたでしょうか??
どの作品も映画としても楽しめるので、もしお時間があれば一度観てみてくださいね。
ボクの中では「スラムドッグ$ミリオネア」と「ウルフ・オブ・ウォールストリート」が特にオススメです。
どちらも最高に面白いので、絶対に後悔させません。
それくらい自信を持っておすすめできる名作です。
今回、紹介した作品以外にもあなたが好きな面白い映画があれば、Twitterなどで教えて下さいね。
それでは!!!
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以上、つじもんさんでした。
映画狂人ならではのラインナップでしたね
どの映画もその国の貧困問題をじっくり考えさせてくれる映画です
ぜひ、観てみてくださいね
共に、映画を観て行こうではないか?!