努力のための努力をするな!苦労=結果じゃない
我々のような不器用な貧乏人は努力の仕方を勘違いしています。
結論から言うと、努力のための努力をしていると思うんです。
どういう事かご説明しましょう。
努力のための努力は無意味
たとえば、僕はチラシ配布のバイトを7年間やっています。
今は、すっかり慣れているので、そんなに疲れなくなりました。しかし、チラシ配布のバイトを始めた頃は、バイトが終わるとグッタリして、よくカフェで寝てから帰っていたんです。
ここで、ちょっと不思議に思われた方がいるかもしれません。
「普通、逆じゃない?だって、始めた頃はまだ若くて元気だったんだから、始めた頃は疲れを感じないで、今は疲れるようになったんじゃないの?」
ですよね?たぶん多くの人が逆に考えると思うんです。でもね、僕は今のほうが疲れなくなったんですよ
なぜなのか?それは、結果を出すためには、無駄な努力はかえって邪魔になる事に気がついたからです。
つまり、始めた頃は、まだ慣れていないから、ちょっと緊張してしまっていた。
請負のスタッフや店長に認められなきゃいけないから、必死になって頑張っている姿を見せて、周囲にアピールしたわけです。
けれど、スタッフや店長は、実は僕の頑張っている姿を求めているわけじゃないんですよ。
雇い主であるスタッフや店長が欲しいのは、あくまで集客。要するに、結果なんです。
僕がやっているチラシ配布は、ただチラシを配布するだけじゃなくて、チラシに興味を持ったお客さんをお店にご案内するのが仕事なんですよ。
だから、ただガムチャラに配布するんじゃなくて、どこに立ったらお客さんに気づかれやすいのか?を考える事が何よりも重要なんです。ちなみに、仕事をする時は、手持ち看板を持っています。
どこの配布場所に立つのか?を考えないで、配布してもお客さんは通り過ぎて行くだけ。
その事に気づかないで、ただ黙々と配布していたから、終わった後にどっと疲れが押し寄せて来たんでしょうね。
しかも、頑張っているのに結果が出ない。
ズバリ、努力のための努力をして、結果を出すための努力じゃなかったんです。
「たかがチラシ配布だろう?」と思われるかもしれません。
が、実際に努力の仕方を変える事によって、半分の力で結果が出せるようになったのも事実です。
これは、すべての仕事に言える事ではないでしょうか?
苦労=結果じゃない
メンタルトレーナーの森川陽太郎さんをご存じでしょうか?
「ミスユニバースフィナリスト講師」や女子プロゴルファーのメンタルトレーナーになって、そのまま結婚しちゃった羨ましい方です(笑)
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実は、森川さん、元プロサッカー選手なんですよ。
彼は、5度の手術と5年に渡るリハビリ手術で引退しているんです。
森川さんは、手術をするたびに、焦りを感じていたと言います。
「遅れを取り戻さなければダメだぁ、もっと練習しなきゃ!もっと上手くならなきゃ!」
そんな焦りが結果的に、5度の手術を体験する要因になってしまったのかもしれません。
森川さんは、自身の体験から本の中で、こんなふうに問題提起しています
結果を出すためにすべき努力が、安心感を得るための努力にすり替わっていませんか?
実は、この質問を僕もチラシ配布を始めて3年ぐらい経った頃、自分自身に問いかけた事があります。
僕は、新人の頃、ベテラン配布スタッフと仕事をしていました。
そのベテランチラシ配布スタッフは、どう考えても自分より力を抜いて配布しているのに、なぜか集客できるんです。本当に不思議でした。僕の方が何倍も動いて配布しているのに・・・
この疑問を考えるようになってから、僕は努力のための努力が世の中には存在している事にはっきりと気がついたんです。
小心者は、安心感を得る努力をしてしまう
すべての原因は、小心者であるがゆえの安心感を得る努力にあったんだと思います。
小心者+貧乏人+不器用な人は、自信がありません。そして、めちゃくちゃ臆病です。
これまでの人生で何度も何度も何度も失敗して、自分を信じる事が出来ない状態なんですよ
「もしかしたら、いじめの対象になるんじゃないか?!」などの悪い想像力だけが鍛えられて行きます。
だから、だからこそ、自分の弱気を吹き飛ばすかのように、ガムシャラになって努力してしまう。
そして、質が悪い事に世間には、ガムシャラになって努力する事を賛美する風潮が未だに残っているので、間違った努力に気がつくチャンスがないんです。
とりあえず、ガムシャラに努力していれば、何かやっているように見えるんですよ
また、年配の方は、それで良しと思っているところもある。そこが問題なんです。
大事なのは、努力のための努力をしないこと。苦労=結果だと思わないこと。
楽して成功する事が世の中にはある。忘れないようにしましょう。
共に、正しい努力をして行こうではないか?!