100%のいいひとになるな!本当のいいひとは利用されるので辞めておけ!
by:payalnic
僕は時々、人に「とてもいいひとですね」と、言われる事があります。
中には、「あなたは仏様のようだ」、と褒めてくれる人もいるぐらいです(笑)
仏様といっしょにされるのは、とても光栄ですが、そんな事を言われるたびに、自分に言い聞かせている言葉があります。
それは、「本当にいいひとになるなよ!利用されるぞぉ!」という言葉です。
皆さんは、この言葉を聞いて、どんなふうに思ったでしょうか?
「えぇ!おまえ、いいひとのふりだったのかよ!ガッカリしちゃったよ!」
「読者を騙してたのか!けしからん!」
もしかしたら、そんなふうに怒りだす人がいるかもしれませんね。
しかし、そんな人に一言言いたい!
「いいひとのふりしてるに決まってるでしょ?!ていうか、本当に100%いいひとなんているわけないでしょ!本当にいいひとは利用されるだけだぞぉ!」
こんな事を言うと、またも怒りの声が聞こえて来そうです。
「だったら、何でわざわざいいひとのふりをするんだよ、そのままでいいじゃないか?!」
ですよね、そこ気になりますよね。今日は、なぜ僕が戦略的にいいひとのふりをするのか?
本当にいいひとをやると利用されるから危険である、という事について語ってみたいと思います。
利用されたバイト仲間のいいひと君
僕は7年間、チラシ配布のバイトをやっているんですが、長い間やっていると本当にいろいろな人に出会います。
中でも、印象に残っているのが、いいひと君です。本当にいいひとだったので、いいひと君と名づけました。彼は、バイトの現場がいっしょになると、必ず僕に愚痴って来るんです。
「また、あいつに奢らなきゃいけないんですよ、本当に困るなぁ~」
いいひと君は、貧乏な友人に食事を奢りつづけているみたいでした。僕が「だったら、奢るの辞めたら?」と、提案すると彼は必ず、「でもぉ~、友達だからぁ~」と、言って奢るのを辞められないでいるんですよ
どうやらいいひと君は、数少ない友達なので助けてあげたいと思っているみたいなんです。
これは完全にアウトですよね。はっきり言って、利用されています。
結局、いいひと君の貧乏な友人は、バイト先の現場までいいひと君に会いに来るようになり、いいひと君は「バイト先に迷惑がかかるから」と言う理由で、バイトを辞めて行きました。
このように、本当にいいひと、100%のいいひとになろうとすると、それを利用しようとする人が集まって来て、どんどん精神的に追い込まれて行ってしまうんです。
いいひと君の間違いは、100%のいいひとを目指してしまった事にあります。
そもそも、人は100%のいいひとにはなれません。嫌だと思ったら、はっきりとNOを言うしかないんです。
だったら、なぜいいひとのふりをするのか?
「100%のいいいひとは危険なのは解ったけど、じゃあ、なぜ、あなたはいいひとのふりをするの?」と言う疑問が残っていますね。
この答えは簡単なんですよ。答えは、みんなお互い様だから、です。なんだか幼稚な答えで、ガッカリしましたか?(笑)
でもね、冷静に考えてみてください。人は誰しも他者の助けを借りて生きています。
自分だけの力で今まで生きて来た、と断言できる人は一人もいません。
他者に助けてもらいながら生きているくせに、自分だけ他者を助けないのは都合が良すぎる。僕はいいひとのふりをそんな想いからやっています。
だけど、何度も言うように、100%のいいひとじゃありません。
出来る限り他者に親切にするけど、無理はしない。それぐらいでいいんです。
くれぐれも100%のいいひとを目指すのは、辞めましょう。利用されます。
どうでしょうか?シンプルだけど大事な事でしょ?
実は、僕がこんな事を書きたくなってしまったのには理由があります。
貧困状態になってしまう人の中には、100%のいいひとを目指してしまって、詐欺にあったり、貧困ビジネスのようなやり方に引っかかって、金を奪われたりする人が多いんですよ
そんな人達が利用されない事を願って、こんな記事を書いてみました。
共に、利用されないいいひとになろうではないか?!