脱貧困ブログ

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「何のために生きてるの?」と、聞かれて見えて来た4つの答え。あなたならどう答える?

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by:Scintt

あなたの生きる意味は何ですか?何のために生きているんですか?

こんなふうに質問されて、あなたならどんなふうに答えますか?

 

「家族や子供と暮らして行く事が私の生きる意味です」

「親友と呼べる仲間が何人かいます。私が生きていられるのは、仲間達のおかげです」

「仕事が私の生きがいです。お金を稼いで、たくさん楽しい事をするために生きています」

 

おそらく、「何のために生きてるの?」と聞かれて、上の3つのどれかを答える人が多いと思います。

家族(恋人)のため、親友(仲間)のため、仕事(お金)のため、どの答えも素晴らしいもので、比べられるものではありません。

しかし、この家族(恋人)、親友(仲間)、仕事(お金)の3つが無い人達がいます

貧困状態の人達です。貧困とは、この3つが少ない、またはまったく無い状態の事を言うんですよ

それは、生活保護の利用条件を見てみると、はっきりします。

ちょっと確認してみましょう。

 

以下が生活保護の利用条件です。4つあります。

 

生活保護の4つの利用条件

1・援助してくれる身内、親類がいない

2・まったく資産を持っていない。

3・(病気、ケガなどでやむなく)働けない

4・月の収入が最低生活費を下回っている

 

これが国が定めている生活保護法の利用条件です。

逆に言えば、この4つが無い人は貧困状態である、と国が認めているわけです

援助してくれる人がいるなら、まずはその人を頼ってください。

さらに、売れる資産(家、車)などがあれば、それを売ってお金にしてください。

働けるのであれば、働いてください。

すべて駄目なら、生活保護を使ってくださいね、というのが国の言い分なわけです。

 

最後の最低生活費という言葉を知らない方もいると思うので、簡単に説明しておきますね。

最低生活費とは、国が定めている「人ひとりが生きて行ける月収」です。

地域によって、若干違いますが、だいたい月12万円ぐらいと考えて頂ければ良いと思います。

さぁ、僕がなぜ、生活保護の利用条件を説明したのか?と言うと、貧困状態とは、最初に説明した生きる意味、家族(恋人)、親友(仲間)、仕事(お金)が無い状態である事を国が認めている

これを僕は訴えておきたかったんです。

僕の個人的な見解ではなく、公式に国が認めている事を皆さんに理解して頂いて、次に進んで行きたいと思います。

 

貧困とは生きる意味を探しにくい状態である

何らかの不運が重なって、家族(恋人)、親友(仲間)、仕事(お金)が無くなってしまったとします。そして、貧困状態になってしまい、生活保護を利用したとしましょう。

 

そうなると、一つの問題が浮上して来ます。

貧困状態の人は、生きる意味をどうやって見つければいいのか?という問題です。

これは、本当に難しい問題なんですよ。

やっぱり、家族(恋人)、親友(仲間)、仕事(お金)が無い状態なので、絶望感を味わいやすい。また、何かしらの精神的な病を抱えている人が多いので、動き出すのに時間がかかる。

最悪の場合、自殺が頭を過る事だってあるでしょう。

なんとかしたい!そこで、今回は自分なりに「生きる意味」を考えてみました。

大きく分けて、4つあります。

 

その1・悔しさをバネにする

貧困状態の人は、人に対する不信感を持っている人達がいます。

それは、たまたまブラック企業に入ってしまい、パワハラでウツになってしまった事が原因かもしれません。

そんな人に、どんなアドバイスを言っても、すべて綺麗ごとに聞こえてしまうでしょう。

だったら、悔しさをバネにする。モチベーションにする

もちろん、うつが治ったらのお話しです。

だんだんと治って来たら、ぜひ考えてみてください。

 

「このまま恋人が出来ずに死んでいいのか?結婚出来ずに終わっていいのか?自分をバカにして来た奴らに、舐められたまま終わるのか?」

そんな悔しさを忘れられないなら、むしろエネルギーにしてしまえばいい!

でも、それが犯罪になってしまうと、それは負けです

いいですか?覚えておいてくださいよ。犯罪者になってしまうのは、負けですからね。

 

「いつか金を稼いで、見返してやる!それまで死ねない!」

悔しさを上手く使えば、生きる意味になります

こういう時は、漫画を読んでその気になりましょう!(笑)

スポ根系がオススメです↓ 

イレブン 1巻

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その2・発達障害を勉強して、自分を知る

ここまで読んで、もしかしたら、こんなふうに思った人がいるかもしれません。

生活保護の4つの利用条件がすべて無い人なんて日本にいるの?普通どれか一つぐらいあるでしょ?」

言いたい事は解ります。でもね、いるんです。

それは、家庭状況がそもそも悪かったり(虐待、シングルマザー家庭)などが考えられますが、それよりもご本人の問題があると僕は思っています

要するに、発達障害の問題です。

 

ここ最近、ようやく発達障害の問題が表に出て来ましたが、まだまだ理解は深まっていません。

もっと言うと、自分自身も自分が発達障害であることを理解していない、理解出来なかった場合がとても多いんです

もしかしたら、アスペルガー、LD、ADHDなどが原因で、人と上手くコミュニケーションが出来ない事により、家族を失い、仲間を失い、職を失ってしまった可能性があります

ですので、生活保護を利用したら、その時がチャンスです。

発達障害専門の医師に相談したり、本などを読んで、勉強してみましょう。

 

そうする事で、「ああ!、私(僕)のあの時の言動は、自分の発達障害が原因だったのかもしれない。だから、人は私(僕)を変な目で見ていたんだ」と、自分を自分で理解する事が出来るかもしれません。そうなると、ほんの少しホッと出来るかもしれない。

自分を知る。これは、立派な生きる意味です

こちらの本が参考になります↓

隠れアスペルガーという才能 (ベスト新書)

隠れアスペルガーという才能 (ベスト新書)

こちらの記事も勉強になります。てんかんについてです↓  

「てんかんを隠して働く」人たちがいる。理解を深めよう。 : まだ東京で消耗してるの?

 

その3・貧乏肯定論を推進して、仲間をつくる

僕は貧乏と貧困は違うと思っています。

詳しくは、こちらの記事を読んでください↓

貧困と貧乏は違います!当ブログは貧困は否定していますが、貧乏は肯定しています! - 脱貧困ブログ

座談会で見えて来た脱貧困に必要な6つのキーワード - 脱貧困ブログ

 簡単に言うと、家族(恋人)、親友(仲間)、仕事(お金)、このすべてが無い人達が貧困状態です

そして、逆に、家族(恋人)、親友(仲間)、仕事(お金)の3つのうち、どれか一つでもあれば、貧乏であって貧困ではありません

僕は貧困は否定していますが、貧乏は肯定しています。

これは、皆さんにもオススメしてるんですよ。

ただ、これは3つのうちの親友(仲間)を作る能力が必要なので、すべての人に向いているというわけではありません。

もし、人とコミュニケーションに違和感を感じなくなったら、ぜひ試してください。

また、その1の悔しさをバネにするが、向いてない、と感じる人には特にオススメです。

やっぱり、悔しさ、憎しみをエネルギーにするのって、それなりに体力が必要なんですよね。

なので、悔しさをバネにするが向いていない人は、積極的に勝つ事を諦める。一般の社会と違う道を選ぶ

尚且つ、卑屈にならずに、楽しく生きる。

そのために、自分と同じように感じている人とネットなどを通して、つる~く繋がって行きましょう。

 

金は無いけど、仲間はいる。これも、生きる意味になります。

こちらの本が参考になります↓

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

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貧乏人大反乱―生きにくい世の中と楽しく闘う方法

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その4・理想の人に自分がなって、与える人になれ

あなたは、こんな疑問を持った事はありませんか?

「何でみんな、人より歩みの遅い人をバカにするんだろ?」

 あなたは、こんなふうに感じた事はありませんか?

もしそうなら、同じように感じている人を理解する側になればいい

誰かの事を解ろうとする人に自分がなる、歩みの遅い人をバカにしない人に自分がなる。人の頑張りを理解できる人に自分がなる。

そうする事で、それはあなたの生きる意味になります。

だって、あなたと同じように感じる人のささやかな希望になる事ができるから

 

人はストレスが溜まると、「欲しい、欲しい」と、思ってしまうものです。

しかし、「欲しい、欲しい」と思っている人が多くなれば、「与える」人がいなくなります。

深呼吸して、冷静になって、「与える」側になってください。

そうする事で、自分の生きる意味が見えて来ます。

最初は、ちょっとの事でいいので、与える側になってみましょう。

こちらの本が参考になります↓

それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う

夜と霧 新版

夜と霧 新版

  

どうでしょうか?何かの参考にして頂ければ幸いです。

共に、生きる意味をみつけて行こうではないか?