もっと稼ぐ方法よりも生きるコストを下げる方法を伝えたいと思う理由
連続起業家・家入一真さんが面白い事をつぶやいてました。
家入さんを知らない方は、こちらをご覧ください↓
んで、ツイートはこちら↓
"もっと稼ぐ"方向でクリエイター支援をやりたがる人多いけど、もしかしたら"生きるコストを下げる"方向での支援の方が本質的なのかもしれないな、稼げない人が大半なのだから。それはある意味セーフティネットにも近いものかもしれない。渋家とかそんな気もする。
— 家入一真 (@hbkr) 2016, 1月 18
このツイート、なかなかグッと来るものがありますよね。
家入さんのこのツイートには、当ブログのテーマである脱貧困を考えるうえでの重要なキーワードがいくつか隠れています。
ですので、今回は、家入さんのツイートをヒントにしながら、脱貧困のキーワードを皆さんと考えたいと思います。
もっと稼ぐ主義VS生きるコストを下げる主義
ご紹介した家入さんのツイートには、ある戦いが表現されています。
それは、もっと稼ぐ主義VS生きるコストを下げる主義の戦いです。
この2つの主義は、シンプルに脱貧困の方法を提示してくれていると思うんですよ。
人が貧困状態になるのを防ぐためには、頑張って、今よりお金を稼ぐか、お金をなるべく使わない生活に切りかえて、生活コストを下げるしかありません。
家入さんは、生活コストを下げる方法を考えた方がいいんじゃないか?と提案していますね。
大事なのは、その理由です。家入さんは、生活コストを下げる方法を支援したほうがいい理由を、稼げない人が大半なのだから、と説明しています。
これは、本当に納得なんですよ。
僕も生活コストを下げる方法を広めて行ったほうが現実的だと思っている派です。
これは、クリエイター支援だけに限った話しではないと思うんですよ
働き手がいない国になる
だって、そうでしょ?今後、ますます少子高齢化が進むんですよ。
働き手である若者は少なくなって、働けない高齢者は増えて行くんです。
そして、何より経済成長はあり得ません。どう考えても、無理がある。
今この状況で、もし経済成長を強引に進めて行けば、格差と貧困が広がるだけです。
というか、経済成長っていうのは、負ける人無しでは成り立たないものなんですよ。
だから、これから、年収150万円、年収200万円、良くて年収300万円の人達が多くなって来るわけです。いや、もう、すでにそうなってますよね。
そんな状態なのに、もっと稼ぐをモットーに生きて行くのは、無理がある。ナンセンスです。
ブラック企業、ブラックバイトの餌食になるぞぉ!、と思ってしまう。
家入さんのツイートには、そういった社会を俯瞰で見る視点が間違いなく入っています。
ぜひ、この記事を読んでいる読者の方にも、自分と社会、自分と世の中、という視点を持ってほしい。
社会の幸福無くして、個人の幸福も無し。僕はそんなふうに考えています。
この国のセーフティネットは生活保護だけ
家入さんは、生活コストを下げる方法を身につける事がセーフティネットになるのではないか?と言っています。
これも、賛成なんですよね。
そもそも、この国のセーフティネットは、生活保護だけというのが問題なんです。
でも、国が新たなセーフティネットを用意してくれるのを待っている時間はない。
だから、自分達で何とかしなくてはいけません。
そんな時、家入さんが言っている生活コストを下げる方法が突破口になります。
これを説明するには、社会評論家・岡田斗司夫さんの言葉を引用したいと思います。
経済が右肩下がりという事実は、もうどうしようもない。
そういった時代なのですから。どうにかするには、国家単位で、あるいは国家どうしで調整するしか方法がないんですね。
その中で、僕たちがたった五パーセント、一パーセントとかの勝ち組に無理やり入ろうとすることに限界がある。
そんな狭い場所に無理やり自分をこじ入れようとしても、ストレスがたまるばかり。
(中略)そう、この日本は一人が一人を食べさせて行けない時代になりつつあるのです。
どうしてこうなるのか・・・・幸福に対するコストがかかりすぎるからです。
(中略)これから経済がもっともっと下がって行くのなら、僕たちは、自分が必要だと感じるコストを減らすしかないですよね
どうでしょうか?幸福に対するコストがかかりすぎる。
きっと、家入さんも岡田さんと同じように感じているからこそ、生活コストを下げる方法を広める事を訴えたのではないでしょうか?
僕らが楽しく生きて行くためには、もっと稼ぐよりも生活コストを下げる方法をみんなで考える事だと思うんです。
そう、大事なのは、みんなで考えていくこと!
ちなみに、具体的な方法は、下の記事が参考になります。あと、家入さんの本と引用させて頂いた岡田さんの本をご紹介しておきますね。
当ブログも、これから生活コストを下げる具体的な方法をアップして行きたいと思います。
共に、生活コストを下げて、楽しく生きる方法を考えて行こうではないか?
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