衝撃的事実、就労できるひきこもり・ニートは、100人に1人、どうすればいいと思う?
すごい本を読んでしまいました。
臨床心理士・伊藤秀成さんが書いた『ひきこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法』という本です
- 作者: 伊藤秀成
- 出版社/メーカー: 雷鳥社
- 発売日: 2016/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
この本の何が凄いか?と言うと、現実から目をそらしていない、ということ。
では、その現実とは何か?、それは、「ひきこもり・ニートの99%は就労できない」という厳しい現実です。
本を書いた伊藤さんは、「元ひきこもり相談員」
公的機関の「社会的ひきこもり対策専門員」として、約3年間働いた、と言います。
ぜひ知りたいのは、伊藤さんが3年間、ひきこもり相談員をやって、何人のひきこもり・ニートを就労させる事が出来たのか?、という事です。
伊藤さんは、本の中で、答えています。
「3年間、ひきこもり相談員をやって、正社員になれたのは一件だけです」
この現実を多くの人は、どんなふうに考えるでしょうか?
日夜、忙しく働いている会社員の人達は、「あっそ、しょうがないんじゃないの」と、興味を持たないかもしれない。
しかし、ひきこもり・ニートの増加は、大きな社会問題です。無関心でいられる問題じゃない。
それを証明するかのような興味深いデータが、こちらのWEBサイトに載っています↓
以下に引用させて頂きます。
内閣府が2016年9月7日に公表した調査結果によると、仕事や学校に行かず、6カ月以上家族以外とほとんど交流せずに自宅にいる「ひきこもり」(15~39歳)の人は、全国に約54万人いるとされています。
年齢層を広げ、外部との交流はあるがやはり仕事をしていない「ニート」を含めると、その数は確実に数倍になる。
病気や障害で働けない人が一定数いるにせよ、今は親に頼って生活しているこうした人々が、このまま経済的に自立できずにいれば、よほどの資産家でもない限りいずれ生活保護を受けることになる可能性は高い。
その費用は国や自治体にとって大きすぎる負担となります。
もちろん、行政の側もこういった状況を認識し、職業訓練や就業支援をはじめとしたサポート体制を整えている。
しかし、何年も、ことによると10年以上も社会とかかわりを持たずに過ごしてきた人が、外に出て働くということは、やはり簡単ではありません。
読みました?、15歳から39歳のひきこもりは全国で54万人いるんですって。
そして、ニートをプラスすると、もっと数が増えてしまう。
このままだと、引用した記事にもあるように、将来は生活保護に頼るしかありません。
生活保護費は皆さんの税金から出ています、私が無関心ではいられない、と言った理由が解って頂けたでしょうか?
そして、そう考えると、ひきこもり・ニート問題は、当ブログのテーマである貧困問題と密接に関わって来る。
今回は、「ひきこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法」をテキストにしながら、考えてみましょう。
どうすれば、ひきこもり・ニート問題が解決するのか?、を。
現実を受け入れて、株をやろう
まずは、現実を受けれる事だ、と伊藤さんは言います。
その現実とは、先ほども言ったように、ひきこもり・ニートの99%が就労できない、というもの。
じゃあ、どうすればいいのか?
伊藤さんは、株をやってみよう、と薦めます。
就労は無理、でも、やがて実家の親は亡くなってしまう。
だったら、家にいたままでお金を稼ぐ方法を考えなければいけない。
そこで、伊藤さんが考えた方法が株だった、というわけ。
しかし、株をやるためには、お金が必要です。それは、親に頼もう、と伊藤さんは言っています。
確かに、理にかなっていると思うんです。本には、ひきこもり・ニートのために書かれた株の始め方が書かれているので、ぜひ読んでみてください。
しかし、ここで疑問に思う人も多いはず。
それは、「ネットビジネスじゃダメなの?」という素朴な疑問です。
伊藤さんは、ネットビジネスは強いモチベーションが必要で、ひきこもり・ニートには無理がある、と言っています。
ブログを書いて、繋がって行く
確かに、ネットビジネスには、「お金を稼いでやるぞぉ」という強いモチベーションが必要です。
これは、よく解るんです。
私も友達のひきこもり・ニートに「ブログを書いたら?」と、薦めていますが、誰もやりません(笑)。
確かに、月10万、月20万円の稼ぎをブログ(アフィリエイト・アドセンス)で得るのは難しいと思うんです。
しかし、ブログの魅力は、べつに収入だけではありません。
ブログは、人と繋がる事が出来るんですよ
よく当ブログでも紹介しているニートのカリスマ、Phaさんについて、伊藤さんはこんなふうに答えています。
以下、インタビューから引用します
ニートはどうにかなりますが、ひきこもりはどうにもなりません。
Pha氏のように人と関われる「ニート」であれば、繋がりの中でやって行く事が可能だ。
しかし、「ひきこもり」は、人と繋がりがないし、繋がりたくないし(傷つきたくない)、繋がれない(著しいコミュ障)。
繋がれるのは家族と、やさしく接してくれる福祉関係者ぐらいだ。
これも、すごく正論なんです。が、だったら、繋がる道具として、ブログを使ってみてはどうか?、というのが私の提案なんです。
べつに、お役立ち記事じゃなくてもいい。気になったWEBのニュースに、コメントするだけでもいいい。
そうする事で、少しずつ読者が増えて、交流が生まれて来るんです。
ツイッタ―といっしょにやって行くのがポイントで、利点は実際に会わなくてもいいということ。
これは、ぜひやってみてほしいと思います。この、ひきこもり・ニート問題は、引き続き考えて行きたいと思います。
共に、ひきこもり・ニート問題を考えて行こうではないか?!