ニート、ひきこもりが社会復帰するために必要なのは、人の話を聴く技術だ
私には、ニート、ひきこりの友達が何人かいます。
彼、彼女達の最大の悩みは、「自分は役に立たない人間だ」、というものです。
考えてみれば、気持ちは解ります。
ニート、ひきこりは、一日中、家にいるか、散歩するか、それとも近所の図書館に行くか、この3つのうちどれかの生活を送っています。
そんな生活を続けていれば、自分はこの社会の中でまったく役に立っていない人間ではないのか、という悲観的な自問自答が生まれてしまうのも無理ありません。
とは言え、「じゃあ、何でもいいから、仕事とかバイトをみつければいいじゃん」と言うのは、ニート、ひきこもりの現状を解っていません。
うつや精神的な障害を抱えているニート、ひきこもりだっているし、昔、ブラック企業で働いていて、働く事にすっかり疲れてしまった人もいる。
なかなか簡単には行きません。
このように、どうすれば、脱ニート、脱ひきこもり出来るのか、という問題は、今や社会の大きな課題の一つになっています。
経済的に見ても、働き盛りがニート、ひきこもりになるのは、大きな打撃です。
私は思う。ニート、ひきこもり問題を個人的なその人だけの問題として片づけてしまう時代は終わった、と。
今は社会問題として引き受けて、みんなで脱ニート、ひきこもりの方法を考えていかなければいけない時代に突入している、と思うんです。
ですので、関係のない事だと思わないで、これを読みながら、以下の質問を考えてみてください。
「どうすれば、ニート、ひきこもりの人達が自信を持って社会復帰できるようになるのか?」
あなたのアイディア募集中です。
人の話を聴くと感謝される
では、私のアイディアを発表しましょう。
ズバリ、人の話を聴く技術を鍛える事です。
どういう事か?解りますか?
私は考えました。脱ニート、脱ひきこりするためには、ほんの少しでもいいから、人の役に立ったという経験をもう一度味わう事なんじゃないか、と。
時間はかかるかもしれませんが、「誰かの役に立っている」という実感の積み重ねが、働いてみたいという気持ちを復活させる力になるんじゃないか、と思うんです。
しかし、ここで多くの人は、「じゃあ、資格でも取ってみたら?それなら、自信がつくんじゃないの?」と思うでしょう。
けれど、それはダメなんです。理由をご説明しましょう
今ある自分の能力を使って出来る事でなければいけないんです。
なぜなら、足りないモノを埋める努力は、今の自分を否定する事になってしまうから。
ある意味、ニート、ひきこりは、自分を否定しすぎたが故に、生まれた存在です。
これ以上、自分を否定させるようなアドバイスを言っても、意味がありません。
なので、一番最初の一歩は、今の自分のままで出来ること。今すぐにでも始められる事にするべきなんです。
だからこそ、人の話を聴く技術を鍛える事を私は選んだんですよ
人の話を聴く事は、とりあえず耳があれば誰でも出来ます(笑)
そして、人に話しを真剣に聴いてもらう事は本当に嬉しい事なんです。
誰かの話しをしっかりと聴くこと。それだけで、十分、人の役に立っているんです。
「話し聴いてもらって、ありがとね」というお礼の言葉は、あなたが想像している以上に嬉しいものですよ
それに、相手の話しを聴いて、その人のニーズを知る事は仕事の基本ですよね。
話を聴くと自分の話しも聴いてもらえる
とは言え、もしこれを読んでいるニート、ひきこもりがいたら、こんなふうに反論して来るかもしれない。
「バカを言うな、俺(私)は自分の話しを聴いてほしいんだぁ」
ですよね?その気持ちも解ります。
しかし、自分の話しは後回しにしてください。
相手の話しを聴いてから、自分の話しをするようにする。そうすると、相手も自分の話しを聴いてくれた後なので、しっかりとこっちの話しを聴いてくれるものなんです。
次に問題なのが、そもそも、どこで人と会えばいいのか?という事ですね。
人と会わなければ、話しを聴く練習が出来ません。これについては、支援団体を利用しましょう。
せっかくあるんだから、どんどん使って行くのがいい。
以下に代表的な団体をご紹介しておきます。
認定NPO法人育て上げネット | 若年無業者(ニート)若者就労支援・ひきこもり状態などの相談
こちらの団体を訪ねて、スタッフさんや会った人達の話しを聴いて行く。
目標は、「聴いてくれて、ありがとう」の一言をもらう事です。
ぜひ、やってみて。以下に参考になる本を紹介しておきますね
人の話を聴く技術 対話で心をケアするスペシャリスト《精神対話士》 (宝島社新書)
- 作者: 財団法人メンタルケア協会
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/01/10
- メディア: 新書
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会話は「聞く」からはじめなさい 初対面でも自然と話が続く56の心得
- 作者: 上阪徹
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: Kindle版
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- 作者: 吉田尚記,ヤスダスズヒト
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/01/31
- メディア: 単行本
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共に、人の話を聴く技術を勉強して行こうではないか?!
困った時、助けてもらえる人になるために必要な2つの心得
by:bogenfreund
私達が生きて行くうえで、大事なのは助けられる人になること。
こんなふうに言ったら、あなたはどう思うでしょうか?
助ける人になる事じゃありませんよ、助けられる人になる事です。
きっと、多くの人が「いや、逆でしょ?、人様に迷惑をかけて生きるのは良くないと思う」と、言いたくなっているでしょう。
私達は、小さい頃から「人に迷惑をかけないようにしなさい」、と教えられて来ました。
そんな教育の影響があって、無意識に、人に助けられる人より助ける人にならなきゃダメだと考えてしまうんだ、と思うんです。
しかし、助ける人よりも、助けられる人のほうが何倍も強いんですよ
考えてみれば、当たり前の事です。
自分の能力、才能には限界があります。どんなに努力しても、壁を超えられない時がやって来る。
ですが、そんな才能の壁を超える事ができる唯一の方法があります。
それが、人の力を借りる、人に助けてもらう、ということ。
また、人に助けてもらえる人になる事は、当ブログのテーマである脱貧困にも重要です。
自分が貧困状態になりそうな時、生活に困った時、誰かに助けてもらう事で脱貧困への道をみつける事が出来ます。
そして、何より貧困状態になってしまう人は、人に助けてもらう事が下手だったから、貧困に落ちてしまった可能性があるんです。
だから、私達は、助けられている人達に学ばなければいけません。
では、どうすれば、人に助けてもらえる人になる事ができるのか?
そのために、役立つ本を最近、発見しました。
- 作者: メンタリスト DaiGo
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
メンタリスト・DaiGoさんが書いた「なぜかまわりに助けられる人の心理術」という本です。
今回は、この本をテキストにしながら、助けられる人はどんな人なのか?を研究して行きましょう。
人は、何かをしてあげたから好きになってしまう
まず、一番最初に知って頂きたい事が2つあります。
一つは、人は大切な人を「助けてあげたい」と思う生き物なのであって、「助けてくれる人だから」という理由で人を好きになるわけではない、ということ。
二つ目は、人は、何かをしてあげたから好きになってしまう、という事です
この二つです。
本でこの言葉を読んだ時、正直、驚きました。
「えっ?、助けてくれる人を好きになるんじゃないの?」。
皆さんもこんなふうに思ったんじゃないですか?
しかし、人は何かをしてあげたから好きになってしまうという事は、心理学的にも証明されている事なんです。
これには、驚きました。
しかし、考えてみれば、解るような気がします。人気者と認知されている人達の中には、必ずしも、いい人ばかりではありません。
だらしなかったり、かっこいいわけでもないのに人気者でいる人達もいます。
きっと、あの人達は、無意識に、人は、何かをしてあげたから好きになってしまう、という事を理解しているのでしょう。
私達もただ人気者に嫉妬するのではなく、しっかりと学んで行く事が重要です
以下に2つにまとめてみました。
その1・支えさせてあげると思う
支えてもらっている人がいたら、その人に感謝するのはとても大事です。
しかし、感謝と同時に、こんなふうに思ってください。
私は、支えさせてあげているんだ、と。
考えてもみてください。
世の中には、誰かの役に立ちたいと思っている人がたくさんいます。
ですので、役に立ちたいと思っている人達に、時々、助けてもらうのは悪い事ではありません。
困っているのに、人に迷惑がかかると思い、なかなかSOSを出せない人は、「私は支えさせてあげている」と思うぐらいで丁度いいんです。
その2・親切をちょっとだけ辞めてみる
人に助けてもらえないけど、人を助けてしまう人がいます。
私は思うんです。こういう人が貧困に落ちてしまう可能性があるんじゃないか、と。
要するに、お人好しと言われる人達の事ですね。
ぜひ、お人好しを辞めて頂きたい。
しかし、重要な事は、ちょっとだけ辞める事です。
なぜ、ちょっとだけなのか。
DaiGoさんは、本の中でこんなふうに説明しています。
尽くす人は、どうでもいい人に見られてしまいます。
「尽くす人」がなぜ「どうでもいい人」になってしまうのか。
簡単に言えば、「いつでもどこでも何でもやってくれる人だ」、という安心感に周りが慣れてしまったのです。
人は非常に適応性の高い生き物なので、どんなに特異な状況でも少したつとそれに慣れてしまいます。
(中略)だから、私達は誰かに対して毎回、尽くしてはいけないのです。
こちらがやってあげる事に対して相手が慣れてしまわないよう、「たまにやってあげる」ようにするのです。
だから、ちょっだけ、という気持ちが大事になるんですね。
なかなか良いアドバイスだと思います。
ぜひ、実践して行きましょう。
どうでしょうか?本には、まだまだ参考になる事が書かれています。
ぜひ、参考にしてほしいと思います。
共に、人に助けられる人になろうではないか?!
貧困問題解決を国に期待する事を諦めちゃいけない理由
最近、貧困問題をテーマにしたWEBサイトの記事やブログ記事を多く見かけるようになりました。
当ブログは貧困問題をテーマにしています。素直に言って、多くのWEBライターやブロガーの皆さんが貧困問題を記事にしてくれるのは、本当に嬉しい。
ライターやブロガーの皆さんが貧困問題の記事を書けば書くほど、「貧困の可視化」が進むと思っているので、ぜひ、どんどん書いて行ってほしいと思っています。
ですが、一つだけ気がかりがあるんです。
それは、一部のWEBライターやブロガーの皆さんは、国(政府)に貧困問題解決を期待していない、求めていないという事なんですよ。
個人の力で解決するしかないと考えている。もしくは、国(政府)に貧困問題解決を期待するという意見は、左派、リベラルの戯言(たわごと)として片づけてしまっている、ように思うんです。
しかし、それは大きな間違いなんですよ
もちろん、国(政府)が簡単に変わるとは思っていません。とても難しい。
ですが、だからって、諦めるわけにはいかない。
なぜ諦めるわけにはいかないのか?。今日は、その理由をガッツリ話して行きたいと思います。
個人の力だけでは解決できない
簡単に言ってしまえば、個人の力だけで貧困を解決するのは限界があるからです。
当ブログで何度もお伝えして来ましたが、貧困と貧乏は違います。
貧困と貧乏は違います!当ブログは貧困は否定していますが、貧乏は肯定しています! - 脱貧困ブログ
貧乏は周囲の友達、家族の協力を得ながら、または環境や考え方を変える事によって、なんとか生きて行く事が出来ます。
しかし、貧困はその周囲の友達や頼れる家族がいない状態である、と私は考えているんです。まさに、何もない状態が貧困と言っていいでしょう。
だから、国(政府)に貧困問題解決を期待しない、求めないという態度は、そもそも、貧困に対する認識が甘いと言わざる得ない。私はそんなふうに考えています。
国(政府)に変化を求めるしかない
とは言え、国(政府)が簡単に変わってくれるとは思っていません。
ですので、自分でやれる事はやらなきゃいけない。
しかし、私は自己責任は50%でいいと思っているんです。
どんな出来事も自分で100%引き受ける事は出来ないんですよ
ちょっと、そのへんも説明しておきましょう。
想像してみてください。
二十代後半の女性、田中(仮名)さんの場合。
田中さんは親との仲が悪く、人とのコミュニケ―ションがあまり上手くない。
なので、いろいろ考えた結果、彼女は人となるべく関わらなくてもいいと思えるWEB系、IT系の会社に就職しました。
しかし、入った会社は地獄のような場所でした。サービス残業、パワハラ、セクハラなどの被害に合い、ついに、うつになり、会社を辞める事になってしまったんです。
田中さんは親と絶縁状態で友達もいないので、頼れる人がいません。そこで、生活保護を利用する事になりました。
読んでみて、どんな感想を持ったでしょうか?
彼女は、これから、やっていかなければいけない事がいくつかあります。
まず一つ目は、うつの治療です。そして、うつが治って来たら、もう一度、仕事を探しに行く事になるでしょう。
しかし、この仕事探しが大きな問題になります。
なぜなら、次に就職した会社がまたブラック企業かもしれない可能性があるからです。
わかりますか?、世の中に、ブラック企業が蔓延しているのは、田中さんの責任じゃない。
間違いなく、労働法を守らない会社の責任だし、その会社を監督できない国(政府)の責任なんですよ
さきほど、自己責任は50%でいいと言いました。100%は無理だ、と。
田中さんの場合で考えてみましょう。
田中さんは、生活保護を利用して、うつの治療をして、再び仕事を探そうとしています。
これは、彼女が自分の責任として、努力した証しです。彼女はこの時点で、自己責任を50%引き受けています。
しかし、残った50%は誰が引き受けるんでしょうか?
そうです、国(政府)です。
国(政府)が責任を持って、ブラック企業が生まれない社会のしくみ、政策を作っていかなければいけないんですよ。
そして、国(政府)に社会のしくみが変わる事を呼びかけるために必要なのは、国民、一人一人の声。まさに、この記事を読んでいる皆さん、一人一人の声なんです。
だから、だからこそ、貧困問題解決を国(政府)に期待できない、求めない、なんて言っちゃいけない。
それは、田中さんに「もう一度、ブラック企業に入って、うつになってください」と、言っている事とほぼ同じになってしまうんです。
よくよく考えてみてください。
共に、貧困が無い世の中にして行こうではないか?!
ブログを書き続けるために必要な3つの質問
最近、ブログ毎日更新を宣言しました
どうして、ブログを毎日書こうと思ったのか、その理由は以下の記事をお読みくださいね
んで、まだ毎日更新を始めて10日ぐらいなんですが、すでに、しんどいです(笑)
いやぁ~、やっぱり、毎日、ブログを更新しているブロガー達の偉大さを肌身に感じておりますよ。あの人達は、本当にすごい。
しかし、こんな事で挫けていられないので、自分のモチベーションを上げるために、以下の本を読み返してみました。
- 作者: 染谷昌利
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2013/06/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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染谷昌利さんの「ブログ飯」です。
ブログ飯とは、ブログにアフィリエイトやAdSensをはって、その収益で飯を食べていくという意味
多くのブロガー達が憧れる生き方ですね
実は、「ブログ飯」を読むのは、今回で、6回目です。
読めば読むほど新たな発見がある本で、だからこそ、何度も読んでしまう。
しかし、今回の発見は、いつもと違いました。
やっぱり、私自身がブログ毎日更新にチャンレンジしている事もあって、ブログを続けるコツを発見する事が出来たんですよ。
これは、ブログを週一回の更新にしていた時には、感じなかった事です。
今日は、「ブログ飯」から学んだブログを続けるための3つの質問をご紹介しましょう。
この質問に答えて行くだけで、ブログに対するモチベーションが上がって行くのを実感する事でしょう
Qなぜそのブログをあなたが始める必要があるのか
染谷さんはこんなふうに言っています。
みんながやってるから、なんとなく楽しそうだから、楽に稼げると聞いたのでなど、始める理由が弱いと長期間更新を続けるのは難しいですし、メッセージ性も弱くなってしまいます。
「なぜ自分なのか」を意識するだけで文章の雰囲気が変わって来ます。
という事で、考えてみましょう。
なぜこのブログを私が始める必要があるのか。
A・当ブログは貧困問題をテーマにしています。
なぜ貧困問題なのか?
それは、私自身が本来、貧困になりやすい人間である事と深く関係していいるんです
私はとても不器用で、周囲の人達よりも物覚えが悪いし、のろまです。
自分は、たまたま親や友人に恵まれていたため、貧困にはなっていません。
が、もし親に虐待をされていたら、友人達にハブにされていたら、私は今頃、路上生活やネットカフェ難民をしていたかもしれない。
そんな「もしかしたら」の想いがいつまでも消えないんです。
その想いが私に貧困の当事者意識を持たせ、貧困をテーマにしたこのブログを書かせるモチベーションになっています。
だからこそ、私は貧困をテーマにしたこのブログを書く必要があるんです。
Q誰にあなたのメッセージを伝えたいのか
私は多くのブログを見て来ていますが、意外とこの「誰に伝えるか」という点を意識して書いているブログは少ないです。
(中略)世の中には、多種多様な考えを持っている人達が存在します。
ターゲット層向けに書こうと意識しておくだけで、表現方法が変わって来ます。
上記の文章は、本に書かれていた染谷さんの言葉です。
こちらも、答えて行きましょう
A・貧困問題に興味のある人、貧困予備軍、貧困当事者に私のメッセージを伝えたいと思っています。
また、それだけではなく、貧困に興味のない人達、貧困が見えていない人達に、どうやったら貧困問題がある事を伝えられるか?も考えながら運営して行きたいと考えています。
貧困に興味のない人達が貧困問題に注目しない限り、貧困の解決はあり得ないからです。
Qどのような表現方法であなたのメッセージを伝えるのか?
これは、即答で、文章です。
小さい頃から、作文を書くのが好きで、学校の先生に「君は本当にいつまでも作文書いてるね」と、注意された事があるくらいです(笑)
今後も、文章表現を使ってメッセージを伝えて行きたいと思います。
さぁ、どうでしょうか?、なんだか、紹介した3つの質問に答えているだけで、ブログを書くやる気が出て来ます。恐るべし、染谷さん(笑)
ちなみに、以下が染谷さんのブログです↓、
染谷昌利公式ブログ | インターネットを通じた地域活性の情報提供をメインに、アイドルや筋肉や出版やマーケティングやブログ運営論について書いてます。
ブログを書くコツがたくさん書かれているので、オススメです
共に、ブログを書き続けて行こうではないか?!
カッコイイ大人ってどんな人?と聞かれて、ちゃんと答えられますか?
カッコイイ大人とはどんな人の事を言うの?
こんな質問をされて、男性なら、こう答えるかもしれません。
仕事が出来て、自立している人。
ちゃんと結婚して、家庭を持っている人。
また、女性に上記の質問をしたら、こう答えるでしょうか。
結婚しても子育てしながら、仕事をバリバリ続ける人。
さぁ、あなたなら、どんなふうに答えるでしょう?
私は思うんです。この質問は、人生のどこかで、一回、真剣に考えたほうがいい、と。
考えてもみてください。
社会のしくみを作っているのは、大人です。当たり前ですね。子供が作っているわけじゃない。
という事は、社会の中で問題になっている事を作ってしまったのも大人なんです。
たとえば、当ブログのテーマになっている貧困問題もその一つ。
現在、年金だけでは食べていけない高齢者が増えています。高齢者だけじゃない。若者の貧困も深刻です。
非正規雇用の増加、ブラック企業が増えた事による働き方の崩壊、大学生の修学金と借金。
それらの問題は未だ解決策をみつけられないでいます。
はっきりとお伝えしたい。今、説明して来た社会問題は、ある意味、先輩達が残した負の遺産です。
だって、そうでしょ?先輩達が解決出来なかったから、今も社会問題として残っているんだから。
こんな事を言うと、「いや、でもさぁ、それは政治家の仕事だからさぁ~」と、言うかもしれない。
しかし、じゃあ、その政治家達を選んだのは、誰なんでしょうか?、先輩達ですよね?
いや、べつに、ここでオジサン、オバサン達を中傷したいわけじゃありません。
大人になるって事は、嫌でも、次の世代にバトンを渡す立場になること。
この事を皆さんと一緒に確認しておきたかったんです。
後輩が話しを聴きたいと思える大人になれてる?
こんなふうに考えて行くと、大事になって来るのは以下の二つです
その1・次の世代に渡したいバトンはあるか?
その2・後輩がバトンを受け取りたいと思える魅力的な大人になれてるの?
この二つです。その1の次の世代に渡したいバトンはあるのか?という問題は、各自が考えるしかありません。
一人一人違うからです。
ちなみに、私の場合は、貧困問題。
「貧困問題を解決したほうが、今より楽しい世の中になると思わない?」というのが私のメッセージであり、バトンです。
注目するべきなのは、その2の、後輩がバトンを受け取りたいと思える魅力的な大人になれてるの?、という問題なんですよ。
冷静に考えてみると、歴代の先輩達は、そもそも、その2を失敗しています。
思い出してみてください。飲み会の席で、永遠に同じ説教してくるオジサンの話しを真剣に聞いてましたか?(笑)
いや、もちろん、会社の上司だったとしたら、真剣に聞いてるフリをしていたかもしれない。
でも、あくまで、フリだったでしょ?。本当は心の中で、「また同じ話しかよ、早く終わらねぇかなぁ~」と、思ってたでしょ?
正直に答えてくださいね?(笑)
今、考えて来た事をいったん総括すると、やっぱり、その2をちゃんと考える必要があるようです。
魅力的な大人とは何か?を考えてみましょう。
カッコイイ大人三カ条
魅力的な大人、後輩が話しを聴いてみたい、バトンを受け取ってみたいと思える大人とは、どんな人か?
この問いを考えるうえで、うってつけの本をみつけました。
- 作者: 山田玲司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/04/19
- メディア: 新書
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漫画家、山田玲司さんが書いた『年上の義務』という本です。
冒頭から強烈な問題提起を投げかけて来ます。
この国にあるのは、「年下の義務」ばかりだ。
では、「年上の義務」はどうだろう?
圧倒的年上有利のパワーバランスのせいで、年下が年上にモノを言う事はできない。
しかも、年上は年下に謙虚になるべきだなど、その手の話しはめったに聞かない。
(中略)年上のほとんどは、その立場にあぐらをかいて「自身の義務」などについては考えもしないのだ。
しかし、そんな年上の態度を、年下の人間はしっかりと見ている。
どうでしょうか?これは、何も40代、50代、60代の人に限った話しではありません。
20代、30代だって、いっしょです。
結局、20代は10代にオジサン、オバサンと思われているし、30代は20代にオジサン、オバサンと思われている。
だから、けして、他人事にしないで、自分の問題として考えてみましょう。
さぁ、「年上の義務」が今の社会から消えている事に絶望してしまった、山田さん。
しかし、山田さんは自分より先輩で魅力的な大人に会って行くうちに、ある事に気づきます。
それは、魅力的な大人は三つの義務を意識している、という気づきです。
僕は「人生の成功者」と誰もが認める様々な人に会って話しを聴き、漫画にするという連載を10年ほどして来た。
(中略)彼らには、いくつかの共通点があった。
それは、「偉ぶらず、年下の人間をバカにしない」というものであった。
(中略)そんな事を考え始めた僕は、「年下の義務とは何か?」に対して何か?に対して、いくつかの結論に達した。
その中心になるのが、この3つだ。
「愚痴らない」
「威張らない」
「ご機嫌でいる」
どうでしょうか?素直に言って、この3つをしっかり守っている先輩がいたら、カッコイイですよね?
まずは、この3つを忘れない事から始めましょうよ。
そうすれば、後輩がバトンを受け取りたいと思える魅力的でカッコイイ大人に一歩近づく事が出来ます。
共に、カッコイイ大人になろうではないか?!
いじられキャラを卒業したい人へ、いばらないで舐められないにチャレンジしませんか?
世の中には、いじられキャラと呼ばれる人達がいます。
解りやすく言うと、ただ普通に話しているだけなのに、舐(な)められちゃう人達です。
要するに、バカにされやすい人って事ですね。
いじられキャラじゃない人達は、まったく想像できないと思いますが、本人たちは、地獄のような毎日を味わっているんですよ。
しかも、いじめじゃなくて、ただ、いじられているだけなのが厄介なんです。
外から見れば、いじられキャラは、仲間に愛される親しみのあるキャラクター。
でも、本人の心はズタズタに傷ついている。
どうすればいいんでしょうか?
実は、いじられキャラを卒業できるかどうかという問題は、当ブログのテーマである貧困問題と無関係ではありません。
ちょっと想像してみてください。
生活保護を利用していた男性が仕事をみつけて、働き始めたとします。
一ヶ月ぐらいは順調に働いていましたが、それから仕事を休みがちになり、ついに辞めてしまいました。
理由は、職場の人達にいじられるからです。
「何を甘い事を言ってるんだ!、我慢して働け!」と、怒りだす人達がいるかもしれない。
しかし、我慢して働いた結果、うつになってしまうかもしれません。そうなると、また、生活保護を使わなければいけなくなります。
そこで、私、自分なりに解決策を考えてみました。
いろいろ考えてみた結果、解決策は一つしかありませんでした。
人と関わる回数が少ない仕事を探す
最も簡単な解決策は、仕事ができる優秀な人になる事です。
そうすれば、舐められない人になれます。ですが、それは理想論ですよね。
いじられキャラ全員が仕事ができる人になる事は不可能でしょう。
そこで、私が考え出したのは、なるべく人と関わらない仕事を探す事です。
たとえば、ビルの警備員、清掃員、プログラマー、新聞配達など。
もちろん、完全に人と関わらない仕事はありません。
が、なるべく人と会わない仕事ならあります。そこに、希望をみつけて行くしかないと考えるようになりました。
いばらないで舐められないを目指さないか?
解決策は人と関わらない仕事を探すしかない。
これは、現実的な提案だと思いましたが、なんだか悲しくなって来ます。
なんか悔しいですよね?
実は、私もどちらかと言えば、いじられキャラです。
だから、いじられキャラの人達の気持ちが痛いほどよくわかる。
だからこそ、一つ伝えたい。
いばらないで舐められないを目指しませんか?、と。
どういう事か。ちょっと説明しましょう。
私はこれまで何個か派遣、請負の仕事をやって来ました。
そんな中で、何人かのいじられキャラを見て来ました。
皆さんは、きっと、いじられキャラの人達は、気が弱くて大人しい人達だと考えているのではないでしょうか。
しかし、本当のいじられキャラは、自分の気の弱さを隠すために、いばったり、偉そうにしているものなんです。
それが余計に周囲の人達の反発をかって、いじられキャラがいじめられキャラになってしまい、結局、辞める事になってしまったというパターンをたくさん見て来ました。
気持ちはよくわかるんです。自分のいじられキャラを隠すためには、自分を強く見せるしかない。
けれど、それは逆効果なんですよ。どうか解ってほしい。
強い気持ちを持って、いばらないで舐められないを目指してほしい。
これは、もはや私からのお願いです。
共に、いじられキャラを卒業しようではないか?!
他人の評価が気になって落ち込んでしまうあなたへ
人が落ち込んでしまう時って、どんな時でしょうか?
きっと、仕事でミスをした時、何人もの友達に悪い噂を流された時、覚えのない事で非難された時、などを思い浮かべる人が多い事でしょう。
ここで、ある事に気がつくと思います。
それは、みんな、他人の評価を気にして落ち込んでいるって事です。
仕事でミスをして落ち込むのは、上司や同僚に怒られるから。
何人もの友達に悪い噂を流されて落ち込むのは、友達の評価を大事にしているから。
覚えのない事で非難されて落ち込むのは、結局、周囲の評価を重要視しているからです。
ですので、人が落ち込まないで楽しく生きて行くためには、他人の評価を気にしなければいいんじゃないでしょうか。考えてみると、簡単な事ですね。
しかし、とは言え、当たり前の事ですが、「それが出来たら、苦労しないよ!」と、皆さん、訴えたくなってるでしょ?
「そうは言っても、他人の評価をまったく無視するのは不可能でしょ?、仕事も人間関係も他人の評価で成り立っているんだから!」
こんなふうに言いたくなったんじゃありませんか?
まったく、その通りです。
私は本を読むのが好きで、よく自己啓発本も読みます。きっと、数えると、何百冊レベルで読んで来たと思うんです。
なぜ、長い間、そんなに本を読んで来たのか。その理由は、「他人の評価を気にしないで生きるにはどうすればいいのか?」という問いの答えが知りたかったからだと思うんですよ
ですが、はっきりとお伝えします。
どれだけ新しい考え方、思想を知っても、どれだけ自己啓発本を読んでも、他人の評価を気にしてしまう自分の性格を変える事は出来ません。
残酷ですが、真実です。たとえば、自己啓発本では、よくこんな事が書かれています。
「自分の価値観から作るゴール(目標)をちゃんと作りましょう。そうすれば、他人の評価を気にしてしまう事が無くなります」
このアドバイス、どこかの本で見かけませんでした?
このアドバイス、確かにその通りなんですよ。
他人を基準にしないで、自分の価値観を基準にしたゴール(目標)を作れば、様々な事をスルー出来る。言っている事は正しい。
しかし、だいたい、「よし、じゃあ、自分の価値観から作るゴール(目標)をつくって、明日から頑張ろう」と思った次の日から、挫折します(笑)
やっぱり、会社や学校の人間関係に流されて、他人の評価を気にする日々に戻ってしまうんですよ。
じゃあ、どうすればいいんでしょうか?
他人の評価を気にしすぎてしまう性格は、永遠に治らないんでしょうか?
いいえ、違います。
ここからは、私が今、現在、やっている落ち込まない方法をお伝えしたいと思います。
身体的感覚を大事にする
炊き出し(たきだし)をご存じでしょうか?
簡単に言えば、路上生活者の方に食事と防寒具を提供する場所の事です。
主に、NPO団体が運営しています。
実は、この「炊き出し」という場所に、他人の評価を気にしないための本質が隠されています。
どういうことか。それを説明するために、ほぼニートで有名なPhaさんが書いた「しないことリスト」の一節をご紹介させてください。
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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マンガ「じゅりン子チエ」の中で、屋台のラーメン屋で小学生のチエちゃんがおばあちゃんにこんな事を言われるシーンがある。
「人間に一番悪いのは、腹がへるのと寒いゆう事ですわ」
「メシも食べんともの考えるとロクなこと想像しまへんのや。ノイローゼちゅうやつになるんですわ」
「ひもじい、寒い、もう死にたい、不幸はこの順番で来ますのや」
だから、不幸になりたくなければ、とりあえず、温かいものを食べなはれ、とおばあちゃんは言うのだ。
人間が何を考えるのかとか、幸福を感じるかどうかって、一見高度で精神的な問題に思えるけど、実は「寒くない」とか「お腹が空いていない」とか、そうした身体的で動物的な条件に左右される事が多い。
(中略)落ち込んでいる時は、「どう考えても、もうどうしようもない、すべてがダメだ」としか考えれないものだけど、大体の場合、しばらく休んで落ち着いてから考え直してみたら、なんとか挽回(ばんかい)して行く道筋が見えてくるものだ
どうでしょうか?これこそが、今日の結論です。
食べること、寝ること、などの身体的な感覚を大事にすること。これにつきます。
ガッカリしましたか?期待外れだった?(笑)
「仕事で残業続きで寝れないし、食べるものも毎日、コンビニ弁当だけど、しょうがないじゃん!休めないんだから」と、思った方がいたかもしれない。
でも、残酷だけど、またも、はっきり言わして頂きます。
その生活を続けている限り、あなたの他人を気にして落ち込んでしまう性格は治りません。
私がさきほど、「炊き出し」に悩みを解決する方法の本質があると言った理由がなんとなく解って来たのではないでしょうか。
考えてみれば解りますね。路上で生活している方に、自己啓発本的な考え方、思想を訴えてもしょうがない。
大事なのは、食べるもの、寒さをしのぐ方法を提供すること。そうすれば、だんだんと前向きな思考になって行く可能性が出て来るんです。
これは、会社員、学生でも同じこと。
ちゃんと、食べれてますか?
ちゃんと、眠れてますか?
まずは、そこからなんですよ。
ストレスを発散するために、遊んだり、カラオケ行ったり、クラブに行ったりしても、結局、食べること、寝ることを疎(おろそ)かにすると、あなたの悩みは消えません。
忘れないで。共に、他人の評価を気にしない人になろうではないか?!