私は生きる価値がないと思っているあなたに告ぐ、一度でいいから「それでも僕は夢を見る」を読んでみて!
今日は、作・水野敬也『それでも僕は夢を見る』をご紹介。
皆さん、この本、読みました?
僕、この前、飲み会の後、終電逃したんで、ネットカフェに泊まったんですね。
で、なんとなく、漫画『ウシジマくん』を読んでたんですけど、ふっと思い出したんですよ。
『そう言えば、午前中、本買ったんだっけ?』
それが、今話題の『それでも僕は夢を見る』だったんですけど、正直、困りました。
読みながら泣けて来ちゃうんですよ(笑)、隣の人とかに「うるせぇ、静かにしろ!」とか言われるんじゃないかとヒヤヒヤしちゃいました。
なんとか耐えましたけどね(笑)
「ウシジマくん」の悲しい現実を読んでいたので、余計に心に来ちゃったんでしょうね(笑)
この本は、たぶん僕のような不器用な人に必要な本なんだろうな、と思うんです
この本は、こんな人に読んで欲しい!
たとえば、あなたが非正規社員の男性で、年収150万円生活をしているとしましょう。
あなたは、派遣、登録制のバイトをしています。
なんとか正社員になって、安定した生活をしようとするけれど、なんとなく自信が待てません。
自分が物覚えの悪い奴だと知っているからです。
今の職場でも、『まだ覚えてないの!』、『いつになったら出来るの?』と、先輩、同僚に怒られ、からかわれます。
いじられるのが嫌になったあなたは、しだいに職場の人と距離を取るようになるでしょう。
でも、一人が好きな人なんていません。
職場の仲間がみんなで飲み会に行く話しを聴いて、『本当は自分だって、仲間が欲しい!、飲み会に行って楽しい話しがしたい』と、思っているんです。
でも、仕事が出来ないあなたは、輪に入る事が怖い。
なぜなら、からかわれ役を引き受けなければいけない事を知っているから。
そんな日々を送っているとストレスが溜まって来ます。
不器用なあなたがストレスを発散する方法は、数限られていますよね。
実家の親にヤツ当たりするか?、パチンコ、競馬などのギャンブルにハマるか?、キャバクラに行って偉そうにするか?、風俗に行って性欲を満たすか?です。
だいたい、この中のどれかになってしまうでしょうね、悲しいけど。
『自分はまるで苦役列車の主人公だ、漫画、ボーイズ・オン・ザ・ランの主人公ではないか?』と思ってしまう、そこのあなた、ぜひ『それでも僕は夢を見る』を読んでみてください!
理由は、また後で書きますね。
次に女性です。
あなたは非正規社員で、やっぱり年収150万円生活です。
ただ、生活に困っているわけではありません。
なぜか?それは実家が金持ちだからです。
でも、あなたはぬるま湯につかっているような気がして、居心地良くありません。
親からは、『早く正社員になったら?』と言われますが、自信がない。
なぜなら、やっぱり物覚えが悪く、人に厳しく怒られるのを怖がっているからです。
キャバクラで働いている女友達を見習って、キャバ嬢になろうかと考えましたが、速攻で却下です。
理由は簡単。あまり容姿がよくない。はっきり言えばブスだから無理なんです。
他ならぬ自分がよく解っているんですね。
お金はあるので、イベントや交流会にはよく行きます。
そこで、好印象の男性と出会う機会はあるんです。
でも、恋人同士になる事はない。
コンプレックスだらけのあなたは、自分が愚痴や嫉妬ばかり話している事に気がついてないんです。
それじゃ、無理ですね。でも、寂しいからイベント、交流会通いを辞める事は出来ない。
もしかしたら、ホストに通ってしまうのも時間の問題かもしれない。
『あれ?私って、漫画「脂肪という名の服を着て」の主人公や「嫌われ松子の一生」の主人公の道を歩いているのではないか?』と思ってしまった、そこのあなた、「それでも僕は夢を見る」を読んでください。
不器用な人達に「それでも僕は夢を見る」を薦めるたった一つの理由
いかがでしょうか?
僕はこんな人達に向いていると思うんですよね、この本。
理由はめちゃ簡単なんです。
この本には、綺麗ごとがありません。
おとぎ話し的なハッピーエンドがないんです。
それが却って、僕ら、私たちのような不器用な人達の心を打つんですよ
それが、この本を不器用な人達に薦めるたった一つの理由なんです。
どういう事か?説明しましょう!
僕は32歳なんですけど、不器用な人間を32年間もやってると心にバリアみたいなものが出来て来ます。
それは、ハッピーエンドを信じない、というバリアです。
不器用な皆さんにもあるんじゃないでしょうか?
ハッピーエンドの映画を観て、感動したりしますが、一方では「まぁ、現実とは違うけどね」と冷めた自分がいるんです。
でも、この本は違います。
主人公は、最初から最後までダメなままなんです(笑)
ハッピーエンド無しなんですよ(笑)
ダメな自分のまま、最後にちょっとした偉業を成し遂げるんです。
「やればできる」とか「人は成長できる」とか、はっきり言ってウザイです(笑)
でも、この本は、そんなメッセージを送って来ない。
今の俺達、私達が出来る事を提案してくる。
ぜひ、読んで、実感して頂きたいです。
『それでも僕は夢を見る』を読んだ後にオススメすること
僕は皆さんがこの本を読んだら、文章を書きたいと思う人が続出すると予想しているんです。
もし良ければ、ぜひブログを書いてみませんか?
今は、誰でもネット上に自分の意見を書ける時代です。
ブログを書くときのポイントは、遺言、遺書を書くつもりで書いてみるという事。
最後にこれだけは書いておきたい、と思う事を書き残しておくんです。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
しつこいようですが、ちょいちょいこの本をテーマに書きたいと思います(笑)