自分は何も出来ない無能な人間だと嘆いてる人は、自分自身の弱点を愛せ!
世の中には、めちゃくちゃ不器用な人がいます。
勉強も出来ない。運動も出来い。今までの人生でモテたためしがない。
そんなふうに自分を評価している人って、けっこういると思うんですよ。
つまり、自己を否定しているって事です
今の時代、とても自己肯定が難しくなっています。
まず、基準が二つしかありません。
いいか、悪いか、それだけです。
成績がいいとか、容姿がいいとか、そればかりに囚われて、自分を否定する事に慣れてしまっていると思うんです。
これは、もはや現代病と言っていいと思うんですよ。
前に記事にも書きましたが、派遣村で有名な湯浅さんがこんな事を言っています
本当に悲惨なのは、「あなたのせい」を本人が確かに自分のせい、と納得してしまうことだ。
教育課程、企業福祉、家族福祉から排除されたあげく、最後の頼みの綱である公的福祉からも排除され、世の中は「努力すればなんとかなる」の大合唱。
「自分の力で切り開かなきゃダメだよ」とみんなが当たり前のように言う。
しまいには、「こんな俺(わたし)が生きていたって」という気分になる
湯浅さんが言うように、自分のせいと思いすぎてしまうと、「こんな俺(わたし)が生きていたって」という気分になってしまうんです。
じゃあ、どうすればいいか?
やっぱり、答えはシンプルで、自分を信じるしかないと思うんですよ。
俺(私)って生きる価値のある人間なんだって、強く感じられる人になるべきなんですよ。
世間の評価は関係ありませんよ、自分の歴史上どれだけの成果を残せたかって事です。
たとえ、世の中的にレベルの低い事でも、自分の中で凄い事なら、胸を張っていいんですよ。
これは、覚えておいてくださいね。
「でも、そんな事言われてもさぁ~」という嘆きの声が聞こえて来そうです。
勉強も出来ない、運動も出来ない、恋人もいない、友達もいない。
そんな、無い無いずくしの僕(わたし)に自信を持てと言われてもそいつは無理ってもんだよ!と、あなたは言いたいんじゃないですか?
すご~く解ります!
僕もめちゃ不器用な人なので、どうやったら自信を持てる人になるかって頭を悩ましているところなんですよ。
なんか絶望感を感じますよね?
俺(わたし)ってこの先どうすれゃいいの?って考え込んでしまう。
すぐには自分を信じれないかもしれないですけど、一つ方法があります。
それは、自分のキャラクターを信じてみるって事です。
参考書のご案内。
小池一夫のキャラクター新論って本なんです。
この本、僕が仲良くしてもらっている漫画原作者の方に薦められたんですよ。
小池一夫さんって、「子ずれ狼」を書いた漫画原作界の大巨匠なんですが、注目すべきは小池さんのキャラクターに対する魅力のつけ方なんです。
まず、主人公のキャラクターには、必ず弱点が必要なんです
主人公に「弱点」というと、意外に思われるかもしれません。
逆に長所や美点が必要不可欠だと思われがちです。
そういうのは別段意識しなくても、自然につくんです。
完全無欠、無敵のキャラクターはカッコイイように思うかもしれないけど、じつは面白くない。
なぜなら読者は「こいつは、最強だ、負けない」と、端からわかっているとつまらないからです。
勝つとわかっているキャラクターには、感情移入できません
皆さん、聞きましたか?「弱点」っていうのは、隠さなくていいんですよ。
バンザーイ!!
むしろ弱点は、自分たちの自信、魅力をひき出すうえで、必要なものなんです。
もちろん、単純に漫画キャラクターと実在している自分を同じ次元で考える事は難しいかもしれません。
でも、ある意味、デジタル的に、人(キャラ)の魅力をひき出している漫画や物語の世界から学ぶべきことはあると思うんですよね。
勉強も出来ない、運動も出来ない、恋人も出来ない、仕事も出来ない。
自慢できる事が何にもないと思っても、最後に自分のキャラクターという武器が残っているという事を忘れないでください。
そして、その魅力は、あなたが弱点だと思っている事にある。
これは、覚えておきたい事です。